フランスのパン「ドゥ・リーブル」を解説。
ドゥ・リーブルとは?
名称 | ドゥ・リーブル(Deux livres) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・塩 ・水 ※店によってはモルトを入れる場合もある |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・オーブンで直焼き |
ドゥ・リーブルはフランスパンの中でも特に大きいパンで、フランス語で「2ポンド」という意味です。
あまり日本では馴染みの無い「ドゥ・リーブル」は、平均重量が750gとかなり重量級なパン。
バゲットより10cmほど短くして焼いているため、クラム(中身)がもちもちして、みずみずしい食感に仕上がるのが特徴です。
材料は小麦粉・パン酵母・塩・水の4種類が基本の「パン・トラディショネル」というカテゴリーに属します。
ドゥ・リーブルの定義(目安値)
・重量:850g
・全長:50~60cm
・クープ数:3~4本
モチモチ食感が魅力のドゥ・リーブルですが、水分の蒸発が早いのでご注意。
なるべく1~2日以内に食べきった方が良いでしょう。
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ドゥ・リーブルの雑学
ドゥ・リーブルに関する雑学をいくつかご紹介します。
実際、2ポンドではないことも?
ドゥ・リーブルを、日本語に直訳すると「2ポンド」ですが、実際に2ポンドの重さがあるかというとそうではないようです。
2ポンドをグラム換算すると、大体900g(1ポンド = 454グラム計算)になりますが、ドゥ・リーブルの実際の重量は「850g」が平均的なサイズなので、ちょっと届きません。
可能性としては、少し大きすぎたからサイズを見直したか、昔は測量技術が発達していなかったので、およそで作っていたあたりでしょうか。
ドゥ・リーブルの食べ方
ドゥ・リーブルはサイズがとにかく大きいので、家族でシェアするか、よほどのパン好きでも無い限り1日で食べきるのは難しいでしょう。
1日で食べきれない場合は冷凍保存するか、アレンジレシピを参考に工夫して食べることをおすすめします。
ドゥ・リーブルは、パンの性質が「パリジャン」に近い仕上がりとなります。フランスのパンは劣化は早く、翌日には表面が乾燥してパサパサしてきますので、ドゥ・リーブルなどの大型のパンを購入する際は注意が必要です。
ドゥ・リーブルに似ているパン
ドゥ・リーブルは「パン・トラディショネル」というカテゴリーに属しており、中でも最も大きい重量のパンです。
そんな「パン・トラディショネル」の仲間たちをご紹介していきます。
パン・トラディショネルにカテゴリーされる仲間たち