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フランスのパン:特徴&種類を解説【バゲットとバタールの違いは?】

2019年6月18日

フランスパンの特徴と種類を解説

こんな方におすすめの記事

  • フランスパンにはバゲットとかバタールってのがあるけど何が違うんだろう?
  • フランスのパンの種類がどれだけあるのか知りたい
  • フランスパンの美味しいお店が知りたいな

上記の疑問に答えていきます。

ふくとも
バゲットとバタールって、大きさが違うだけで材料に違いは無いんですよ。
えぇ!?それは知りませんでした。
こむぎ

そもそも論ですが、「フランスパン」という名前のパンは存在しません。

日本人が一般的にフランスパンと呼んでいるのは、細くて長い「バゲット」や「バタール」などを指すことが多いと思いますが、「クロワッサン」や「ベーコンエピ」も同じフランスパンなんですよ。実際にフランスでは通用しない呼び方なので、どうせなら特徴や種類を正しく覚えておきたいところですよね。

 

当記事では、パンシェルジュ検定3級を保有の僕から、フランスのパンの特徴・種類、作り方などを解説しています。

当記事の内容

  • フランスのパンの特徴、種類を解説
  • フランスパンがおいしい店を紹介

2年ほど自宅でパンを手作りしているので、作る際の難しさなどマニアックな情報も交えて、お伝えできるかと思います。

ぜひ、ご覧下さい。

フランスのパンを正しく理解しよう【特徴・種類を解説】

当然ながら、フランス人に「フランスパン好きなんだよね。」と、あなたが一生懸命伝えようとしても通じません。現地では、そんな呼び方しないからですね。

フランスパンについて、正しく特徴や種類を理解しておけば「この人、ちょっとパンに詳しいな。」と思ってもらえるようになれます。お店でパンを選ぶ際にも役に立つ知識なので、覚えておいて損はないですよ。

フランスパンの特徴:シンプルゆえに職人の腕が試される高度なパン

フランスパンの特徴を解説

フランスのパンには、以下のような特徴があります。

  • 小麦粉、酵母、塩、水だけで作るのが一般的
  • フランスパン専用の小麦粉(準硬質小麦)を使用
  • 外側バリバリ、内側モチモチ
  • 味がシンプルで食事に合わせやすいものが多い

パンはフランスの国民食です。朝昼夕の毎食たべるという家庭がほとんどで、シンプルな味が好まれるそうですよ。

使う材料や味がシンプルと言いつつ、お店によって味わいや食感が全然違うのは、パン職人さんが丹精込めて作っているからなんです。

僕も実際に何度かバゲットを焼いた経験がありますが、めちゃ難しくて未だに納得したものが焼けたことがありません。
発酵に失敗、きれいな形にならない、焼き色がイマイチなど失敗箇所をあげるだけでもキリないです(笑)

 

余談ですが、フランスにはバゲットを購入できる自販機があります。実物見てみたいですね。

こむぎ
日本にも「炊きたて白米が買える自販機」があっても良さそうですね!
たしかに!玄米入りとか選べると面白いかも。
ふくとも

 

フランスパンの種類:4つのカテゴリーを解説

フランスパンの種類を解説

フランスパンの種類は、4つのカテゴリーに分類されます。

パンの種類主な仲間たち
パン・トラディショネルバゲット、バタール、フィセル、パリジャン
パン・ファンテジーブール、エピ、シャンピニオン
パン・スペシオカンパーニュ、ロデヴ、セーグル
ヴィエノワズリークロワッサン、ブリオッシュ

どのように種類分けしているのか、順番に解説していきますね。

 

パン・トラディショネル

「パン・トラディショネル」とは、小麦粉、酵母、塩、水だけで作るシンプルな食事系パンの総称です。

冒頭でも述べましたが、基本的に「バゲット」と「バタール」は同じ材料で作られます。
どうして名前が違うのかというと、重さや長さによって呼び方が決められているからです。

名称重量(目安)長さクープの数
ドゥ・リーヴル850g50~60cm3~4本
パリジャン500g60~70cm5~6本
バゲット250g60~70cm7~8本
バタール250g35~40cm3~4本
フィセル100g40~45cm5~6本

バゲットとバタールって重量はどちらも250gなんですが、長さが違いますよね。たったこれだけの事で呼び方が変わるんですよ。

こむぎ
クープってなんですか?
パンの表面に斜めに入っている模様みたいなヤツです。
飾り目的と思われがちですが、生地内の水分を外に逃がす目的があるんですよ。
ふくとも

絵にしてみると、以下のようなイメージですね。

パン・トラディショネルの違い

サイズ感の違い、クープの数で表現しました

おそらく、あなたがフランスのパンで最も口にする機会が多いのが「パン・トラディショネル」のバゲットやバタールといったパンだと思います。
マニアックな話ですが、ちょっとした呼び方の違いを知っておくだけで、雑談のネタになるので覚えておいて損はないですよ。

 

パン・ファンテジー

「パン・トラディショネル」を棒状以外の形にしたものを、総称して「パン・ファンテジー」と呼びます。
材料は同じでも、形だけで呼び方が変わるから不思議ですよね。

和食で例えると、「ごはん」と「おにぎり」みたいなニュアンスでしょうか。

 

いくつかパン・ファンテジーの仲間をご紹介します。

パン・ファンテジーの仲間

  • ブール:ボールの形をした丸型のパン。
  • エピ:麦の穂という意味のパン。ベーコンが入っている商品が多いですね。
  • シャンピニオン:キノコという意味の丸型パン。
  • フォンデュ:中央をめん棒などでへこませて焼いたパン。双子という意味。
  • クッペ:丸型パンに一本だけクープを入れて焼いたパン。
  • タバチュール:異なる厚みの生地をたたんで焼いたパン。タバコ入れという意味。

日本だとブール、エピ以外はあまり見かけないですね。

もし、パン・ファンテジーの仲間をすべて知っていたなら、あなたは間違いなく通です!
責任は持ちませんが、友達にドヤ顔して語って良いレベルですよ。

 

パン・スペシオ

「パン・スペシオ」は特別なパンという意味でして、主にライ麦粉・全粒粉などを材料としたパンがこれに該当します。

聞き慣れないパンが多いかもですが、いくつか有名なものを紹介していきます。

パン・ファンテジーの仲間

  • カンパーニュ:少量のライ麦粉と天然酵母で作る田舎風のパン。
  • ロデヴ:高加水でみずみずしい食感のパン。
  • セーグル:65%以上の割合でライ麦粉を加えているパン。
  • コンプレ:全粒粉をたっぷり使った食物繊維が豊富なパン。

 

ヴィエノワズリー

クロワッサンやブリオッシュなどのおやつ向けのパンを総称して「ヴィエノワズリー」と呼んでいます。ちょっと噛みそうな名前ですよね。

ヴィエノワズリーは、副材料として砂糖・卵・バターなどを使って贅沢に焼き上げているのが特徴。
いくつか代表的なパンを挙げていきます。

パン・ファンテジーの仲間

  • クロワッサン:三日月という意味の生地がサクサクしたパン。
  • ブリオッシュ:バターと卵をたっぷり使ったふんわり食感のパン。
  • パン・オ・レザン:クロワッサン生地にレーズンを巻いて焼いたパン。
  • パン・オ・レ:水の変わりに牛乳を加えて作った優しい甘さのパン。

 

覚えにくいので、パンの種類を仕事(職業)で例えてみたよ

専門的な言葉ばかりだと分かりづらいことだろうと思い、パンの種類から連想される職業を絵で表現してみました。
個人的なイメージですので、異論は認めます!

フランスパンを仕事に例える

イラストAC:もものどあめさんの素材を使わせてもらってます。優しいタッチで素敵ですよね。

「パン・スペシオ」の特別感がすごいことになってますが、あながち間違っていないと自負しています。

 

フランスパンがおいしい!人気店を紹介

具沢山のサンドイッチ

パン屋さんをリサーチするのが好きな僕から、いくつかフランスパンに力を入れているお店をご紹介します。

フランスパンがおいしいパン屋

ヴィロン(渋谷):フランスの環境を再現して作ったバゲットが絶品の名店。

ベルマティネ(川崎):個人的にここのバゲットが1番好き。何を食べてもうまい。

エシレ メゾン デュ ブール(丸の内):一度は食べたい!エシレバター専門店の高級クロワッサン。

ベッカライ徳多朗(横浜):郊外にある人気店。ロデヴのぶにゅぶにゅ食感が病みつき。

ふくとも
結局は好みなんですよね。
食べ比べてマイベストを探していきましょう!

 

フランスのパンをもっと知りたいあなたに【おすすめ本紹介】

フランスパン好きにおすすめの本

フランスパンが好き、パンの種類ってどのくらいあるのか気になる、そんなあなたに読んでほしい本を2冊ご紹介します。

いちばんくわしいパン辞典

暴露してしまうと、当記事で書いたパンの種類は「いちばんくわしいパン辞典」を参考にまとめています。

インターネットでも調べたりしてますが、やはり本はきれいに情報が整理されているので欲しい情報がすぐ確認できるので便利ですね。

「いちばんくわしいパン辞典」は世界中のパンが写真付き123種類掲載されています。
作られた歴史などの背景も書かれているので、楽しく読むだけでパンに詳しくなれるのでおすすめです。

こむぎ
掲載されているパンはどれもおいしそうで…お腹が空きました!
掲載写真はパンの名店から借りているので、完成度が高いです。
気になるお店で試し買いしてみるのも楽しいですよ。
ふくとも

 

家庭のオーブンで作るバゲット

ご自宅で焼き立てバゲットを作りたい、そんなあなたに最良の一冊を紹介するとしたら、この「家庭のオーブンで作るバゲット」しかありません。

著者のムラヨシマサユキさん(パン・菓子研究家)は、家庭のオーブンでおいしくバゲットを焼く方法を長年追求してまして、その集大成がこの「家庭のオーブンで作るバゲット」なんです。

扱いづらいバゲット生地を上手に移動させるコツや、小麦粉の種類別に最適な配合を紹介していたりと(良い意味で)ヘンタイ的にまとめてあって、大変勉強になります。

ふくとも
バゲットは時間と手間がかかる上級者向けのパンです。
この本を読むと、その大変さが理解できますよ。

 

ちょっと宣伝です。

当サイトでは「初心者でもゼロから始められる!」をテーマに、パン作りの基本を学べる記事を書いています。
未経験者でもわかるように優しくまとめていますので、ちょっとでもパン作りに興味がある方は、一度ご覧下さい。

パン作りの基礎知識を紹介
初心者でもパンが作れる!ゼロから学ぶパン作りの基本知識

続きを見る

 

まとめ:フランスのパンは形や大きさで見分けよう

リュスティック

フランスパンはパン全般を指す呼び方なので、これからはバゲットやフィセル、クロワッサンなど正式な名前で呼ぶように心がけてみてはいかがでしょうか。
パンの種類や違いを理解できていると、お店の解説POPの内容も頭に入ってくるようになるので、ふとした時に役に立つ知識だと思いますよ。

 

個人的にはフランスパンの4つの分類と「パン・トラディショネル」に属するパンの名前を覚えておけば「パンに詳しい人」になれる気がします。普通に日本で生活していて知ってる人、かなり少数ですよ。

おさらい(フランスのパン)

  • 細長い:パン・トラディショネル
  • 細長くない:パン・ファンテジー
  • ライ麦、全粒粉など使用:パン・スペシオ
  • 砂糖、卵、バター使用:ヴィエノワズリー

 

パン・トラディショネル5つ

名称重量(目安)長さクープの数
ドゥ・リーヴル700g50~60cm3~4本
パリジャン500g60~70cm5~6本
バゲット250g60~70cm7~8本
バタール250g35~40cm3~4本
フィセル100g40~45cm5~6本
イーストちゃん
フランスパン買ってきてよ。細長いヤツ。
わかりました!大きさはバゲット、バタール、フィセルのどれが良いですか?
こむぎ
イーストちゃん
は、はい…?
知らない人にドヤ感出しすぎないように注意しましょうね!
ふくとも

 

それでは、楽しいパンLIFEを!!

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