ドイツの発酵菓子パン「クワルクプルンダー」を解説します。
クワルクプルンダーとは?
名称 | クワルクプルンダー(Quarkplunder) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・砂糖 ・塩 ・水 ・バター ・折込用バター ・クワルクチーズ |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・天板焼き |
クワルクプルンダーは、フレッシュチーズとバターをパン生地に折り込んで焼き上げるドイツの菓子パンです。
ドイツを代表する発酵菓子パンである「クワルクプルンダー」は、ドイツ産のナチュラルチーズ「クワルク」を包んで焼き上げることから、その名が付けられました。
シート状に薄く伸ばしたバターをパン生地を何層にも重ねてパイ生地状にして、そこにクワルクチーズも一緒にはさむこんで焼きあげていきます。そうすることで、サックリとした歯ざわりの良い層が完成し、独特の食感を楽しむことが出来ます。
クワルクプルンダーの特徴
・クワルクチーズを使用
・バターとパンを使って薄い層を作る
・サクッと軽い層が生み出す食感
「プルンダー」はドイツ語でデニッシュを指す言葉であり、クワルクプルンダーを直訳すると「クワルクを使ったデニッシュパン」ということになります。そう考えると非常にシンプルなネーミングですよね。
クワルクプルンダーの食べ方
クワルクプルンダーはかなり甘そうに見えますが、砂糖控えめで作るパンなので、思っているよりも甘くはありません。
フランスを代表するクロワッサンに近い食感ですが、クワルクプルンダーの方がチーズを使うことで内側がしっとり仕上がっています。
ティータイムにコーヒーやミルクティーと一緒に楽しむとバターの香りが引き立ってより味わい深く感じることが出来るでしょう。
クワルクプルンダーに似たパン
ドイツには、クワルクプルンダー以外にもケシの実を使った「モーンプルンダー」やフルーツを乗せて作る「ブレヒクーヘン」などの菓子パンがいくつも生まれています。
日本ではあまり馴染みの無い菓子パンばかりですが、世界中にはそんな菓子パンが数多く存在しています。いくつかご紹介していきましょう。