羊飼いによって生み出されたイタリアのパン「パーネ・カラザウ」を解説します。
パーネ・カラザウとは?
名称 | パーネ・カラザウ(Pane carasau) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・塩 ・水 |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・直焼き |
パーネ・カラザウは、イタリアのサルデーニャ島で作られている伝統的な丸くて平たい形をしたパンです。
直径50cmほどの丸い形をしたパーネ・カラザウは、一見すると「ピアディーナ」のような見た目。とにかく薄く仕上げるのが特徴で、焼き上げたあとに感想させることで、長くて1年ほど保存が効くと言われています。
元々はサルデーニャ島の羊飼いの人々のために作られたパンで、数ヶ月以上も家族と離れて、羊たちと牧場で暮らす彼らにとっては日持ちするパーネ・カラザウは、重宝したのではないでしょうか。
パーネ・カラザウの特徴
・サルデーニャ島の羊飼いのために作られた
・薄い円盤状のパン
・乾燥させると最大1年保存可能
パーネ・カラザウの食べ方
パーネ・カラザウは、乾燥した状態では少しボソボソとした食感となっているので、水やワインで湿らせてから食べるのが一般的。砕いてスープに入れて煮込んだりして食べたり、素揚げにして食す場合もあるそうです。
パーネ・カラザウをブイヨンで煮込んでからトマトソースを塗り、仕上げにポーチドエッグを乗せた料理「パーネ・フラッタウ」も人気の食べ方となっています。素朴な味わいなので、甘い味付けにしてデザートにしたりとアレンジは無限大です。
パーネ・カラザウに似ているパン
パーネ・カラザウは具材と一緒に食べることを前提としていうため非常に素朴な味わいです。
世界中には、様々な料理や具材と組み合わせて食べることで味わい深くなるパンが多数存在しています。その中から、いくつかご紹介していきますので、合わせてご覧下さい。