インジェラ

インジェラ

エチオピアの主食パン「インジェラ」の特徴や食べ方をお伝えします。

インジェラとは?

名称インジェラ(Injera)
材料・テフ粉
・水
発酵種・自然発酵(乳酸発酵)
焼き方・直焼き

エチオピアの「インジェラ」は、テフ粉という穀物粉を原料に、薄く焼いて作るパンです。

インジェラはイネ科の穀物「テフ」の粉を使うことで、独特の灰色をした見た目になります。

作り方は、テフ粉と水を混ぜ合わせて液状にしたら、数日かけて自然発酵(乳酸発酵)させます。発酵できたら鉄板やフライパンに薄く広げて焼き上げれば「インジェラ」の完成です。見た目はクレープに近いです。

焼き上がった生地に出来たポツポツとした穴は「アイン(目)」と呼ばれ、穴の数の多さと焼き上がりの色が薄いほど上等なインジェラだと評価されます。

エチオピアでは、このインジェラが主食として食べられており、日本の「ご飯」のような国民食となっています。

エチオピアのレストランでは、料理とインジェラがセットで提供される率が高いことからもポピュラーなパンであることがうかがえます。

インジェラの特徴

・テフ粉を使った灰色の薄焼きパン

・乳酸発酵により独特の酸味が特徴

・エチオピアのソウルフード

 

インジェラの食べ方

乳酸発酵しているためか独特の酸味があり、日本のメディアでは時折「ぞうきんのような味」と酷評されてかわいそうな扱いを受けています…。

実際は食べ慣れない味に抵抗があるだけだと思いますので、少しでも酸味を穏やかにするためにハムやソーセージなど塩気の強い食材と一緒に食べると良いでしょう。

エチオピアでは、「ミトゥミッタ」というトウガラシ粉末や「ワット」という辛いシチューに付けて食べたり、野菜やお肉をインジェラでクルクルっと巻いて食べたりします。

 

インジェラに似たパン

インジェラは、薄いクレープのような生地に料理を乗せて食べるのが特徴のパンです。

インジェラのように薄く伸ばして作るパンは世界中にいくつか存在するので、合わせてご紹介しましょう。

薄い生地のパンの仲間たち