パンのレシピ

【おつまみ系の香ばしいヤツ】アーモンドブレッドのレシピ

アーモンドブレッドのレシピ

パンシェルジュ兼パンブロガーの僕が考えたオリジナルパンのレシピをお伝えします!

今回ご紹介するのは、ローストアーモンドをたっぷりと生地に練り込んだ『アーモンドブレッド』のレシピです。

完成イメージ

アーモンドブレッド

こむぎ
面白い形ですよね!
くるみパンを参考にアレンジしてみたよ。
ふくとも

香ばしいアーモンドが味のアクセントになっており、食事だけではなくおつまみとしても楽しめる味。見た目も華やぐ花びら形のかわいい仕上がりとなっています。

独学パン作り経験を活かして優しく作り方を解説していきますので、ぜひアーモンドブレッド作りに挑戦してみてください。

アイキャッチ
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アーモンドブレッドのレシピ

アーモンドブレッドの難易度は『中の下』ぐらい。

材料もシンプルなので、パン作り初心者でも挑戦しやすいと思います。

難易度
タイプ 食事系
食感 ソフト
調理時間 約180分(発酵時間含む)

使う道具

ボウル(直径19cm以上)
計量カップ
ミニ泡立て器
デジタルスケール
カード(スケッパー)
刷毛(はけ)
オーブンミトン
ステンレスクーラー
オーブンレンジ
ペストリーボード(作業台)

材料(5個分)

強力粉 300g
8g
砂糖 30g
ドライイースト 4.5g
バター 15g
186g
ローストアーモンド(無塩) 50g
溶き卵(仕上げ用) 1個

 

事前準備

  • ローストアーモンドを砕いてフライパンで軽く炒める
  • バターを常温に戻す(冷蔵庫から出して30分)
  • 水の温度を調整する(30℃目安に季節ごと調整)

ローストアーモンドはトッピング用に砕かないものを5つ残しておいてください。(トッピング不要な方は無くてもOK)

フライパンで炒める際は焦がさないように注意しましょう。2~3分も炒めれば十分です。

 

アーモンドブレッドを作る手順

手順をていねいに解説しつつ、写真を添えてレクチャーします。

手順1.ボウルに材料を入れて混ぜる

19cm以上の大きめのボウルに『強力粉・塩・砂糖・ドライイースト』を加えて混ぜていきます。

混ぜる時は手でも良いですが、ミニ泡立て器があると均一に混ぜることができるのでおすすめ。なお、塩とドライイーストが直接触れてしまうと発酵力が悪くなりますので、離れたところに置いてから混ぜるようにしましょう。

 

手順2.水を加えてまとまるまでパン生地をこねる

温度調整をした水をボウルに加えて手でこねていきます。

ざっくりとこねて、塊(かたまり)になればオッケーです。

ワンポイント

使う水の量は季節によって微妙に変わります。

ボウルに加える時は1割残して一度混ぜてから、粉っぽさが残るようなら加えると良いです。

 

手順3.作業台で10分程度こねる

作業台にパン生地を広げて、さらにこねていきます。

こねる際は、片手で作業台にこすりつけるようなイメージで行いましょう。最初は粉っぽくてベタベタしてますが、少しずつなめらかになってきます。

パン生地を捏ねる

 

手順4.バターを加えてさらにこねる

パン生地のベタベタがなくなり、作業台や手にくっつかなくなってきたら頃合いです。

大きくパン生地を広げたら、バターを細かくちぎって加えていきます。あとはバターを包み込むように閉じたら、パン生地に馴染むまで手で揉み込んでいきましょう。

バターが入ると再びベタベタしてきますが、こねているうちにツヤが出てくるので慌てないで大丈夫。

パン生地にバターを加える

 

手順5.ローストアーモンドを加えて混ぜる

バターが馴染んだ(ベタベタしなくなった)ら、再度パン生地を広げます。

広げたパン生地に、砕いておいたローストアーモンドを乗せてつつ、均一になるまで混ぜていきましょう。

アーモンドブレッド作り方1

 

手順6.1次発酵【30℃で50分】

パン生地をボウルに移してラップをかけたら1次発酵スタート

以下の室温と時間を目安に『2~2.5倍に膨らむまで』発酵させてみて下さい。

1次発酵の目安

28~30℃で50分

アーモンドブレッド作り方2

発酵して少し膨らんだ生地

 

手順7.作業台にパン生地を広げて10分割する

1次発酵が終わったら、パン生地をボウルから出して作業台に戻します。

手のひらで軽く叩きながらガス抜きをしながら円形に広げておき、カードやスケッパーを用いて10個に分割しましょう。(大きさが均等になるようにグラムを測ること)

分割し終わったら丸めて、濡れ布巾をかけて10分休ませてあげます。

アーモンドブレッド作り方3

 

手順8.半径10cm程度の円形に伸ばす

10分経ったら丸めたパン生地を手の甲を使って平たくつぶします。まずは10個すべて行っておくと後の作業がスムーズです。

アーモンドブレッド作り方4

大きさは直径15cmを目標に

 

手順9.2つ重ねて4箇所に切れ込みを入れる

平たくしたパン生地を2枚重ねてセットを作ります。(合計5セット)

重ね終わったら、写真を参考にカードかスケッパーで4箇所にスパッと切れ込みを付けてあげましょう。

アーモンドブレッド作り方5

2個を重ねて1セットにしたら…

アーモンドブレッド作り方6

4箇所に切れ込みを入れる

 

手順10.2次発酵【40℃で50分】

成形したパン生地をオーブン用の天板の上に乗せていきます。

最後に中央に砕いてないローストアーモンドをトッピングしたら2次発酵を開始しましょう。

膨らみの目安は『1.5~2倍に膨らむまで』です。

2次発酵の目安

40℃で50分(オーブンの発酵機能を使おう)

アーモンドブレッド作り方7

 

手順11.焼く直前に生地の表面に卵液を塗る

2次発酵直後にオーブンの予熱を開始(190℃)

予熱完了後、最後の仕上げにパンに照りを出すための溶き卵を刷毛(はけ)で表面に薄く塗ります。

アーモンドブレッド作り方8

天板に垂れないように薄く塗ろう

 

手順12.パン生地をオーブンで焼く【190℃で15分】

天板ごとパン生地をオーブンに入れて『190℃で15分』焼きます。※ご家庭のオーブン性能で変わるので、焦げないように温度を適宜調整してください。

焼き上がったらステンレスクーラーで冷まして完成です!

アーモンドブレッド作り方9

 

アーモンドブレッド:味の感想

アーモンドブレッドの表面

ツヤっとした見た目に仕上がったアーモンドブレッドは、どこを食べてもアーモンドの味と香りが楽しめる風味豊かなパンです。

やわらかい口当たりでお子様でも食べやすいですし、チーズとの相性も良い抜群なのでお酒のおつまみにも喜ばれますよ!

アーモンドブレッドの内面

ふわふわでアーモンドぎっしり!

 

食べきれない時の保存方法は?

2~3日は常温保管でもおいしく食べられますが、乾燥しないようにビニール袋にしっかり入れておくのがポイントです。

もっと長く保存したい人は、アルミホイルとジップロックに包んで冷凍庫に入れるのがおすすめ。食べる時にトーストするだけで復活しますよ。

 

こんなアレンジはいかが?

アレンジ例

  • 他のナッツやドライフルーツを生地に混ぜる
  • 焼く直前にピザ用チーズをトッピング

 

アーモンドブレッド:作り方まとめ

手順まとめ

  • 手順1.ボウルで材料を混ぜ合わせる
  • 手順2.水を加えてまとまるまでパン生地をこねる
  • 手順3.作業台で10分程度こねる
  • 手順4.バターを加えてさらにこねる
  • 手順5.ローストアーモンドを加えて混ぜる
  • 手順6.1次発酵【30℃で50分】
  • 手順7.作業台にパン生地を広げて10分割する
  • 手順8.半径10cm程度の円形に伸ばす
  • 手順9.2つ重ねて4箇所に切れ込みを入れる
  • 手順10.2次発酵【40℃で50分】
  • 手順11.焼く直前に生地の表面に卵液を塗る
  • 手順12.パン生地をオーブンで焼く【190℃で15分】

材料や作り方も全体を通してシンプルなので初心者におすすめです。

『ローストアーモンドが余った時』や『ちょっとしたおつまみ系パンを作りたい時』に是非お試しください。

ふくとも
アーモンドが入っているだけで、なんだかリッチな気分♪

それでは、楽しいパンLIFEを!!

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