手作りパンのノウハウ

独学で製パン技術アップを目指す人に読んで欲しい本:13選

当記事では、独学でパン作りを覚えたい人・技術を磨きたい人におすすめの書籍を厳選してご紹介します。

こんな方におすすめの記事

  • 独学でパン作りを覚えたい人
  • パン作りが上手くいかず疑問を抱えている人
  • パンの出来がイマイチで、伸び悩んでいる人

こんにちは、パンブロガーのふくともです。

パン作り用の道具も揃えやすくなったり、WEBで検索すればレシピや情報も簡単に調べる事もできるので、ご自宅でパンを作るのも気軽になってきました。

とはいえ、完全独学でパン作りを覚えるのって結構ハード。プロのパン職人が作っているようなパンを目指して挑戦してみたは良いものの、なんか違うな…ってことありますよね。

こむぎ
発酵時に膨らまないし、形も悪い…材料は同じなのに何故!
パン作りは材料よりも技術が重要。
こね方・成形・発酵のやり方など注意すべき点はたくさんあるんですよ。
ふくとも

技術的な部分は一朝一夕では身につかないですし、特に独学だと失敗原因がわからずに迷走してしまいがち。何度も失敗を繰り返すとつらいし嫌になってしまいます。

そうならないためにベストな選択は「パン作りの参考書」を手元に一冊置いておくことです。
僕自身、パン作りで伸び悩んでいた時期にかなり本に助けられました。無かったら挫折していたかもです。

そんな僕が実際に読んで「役に立った、面白かった」と感じた厳選書籍をピックアップして紹介します。ぜひ参考にしてみて下さいね。

※当サイトでもパン作りのノウハウを発信しています。興味がある方は以下の記事をご覧下さい。

パン作りを上達したい人に「本が最高」な理由

ご存知の通り、本が無くてもスマホやパソコンで欲しい情報を簡単に手に入れることが出来る世の中です。

パンの作り方を知りたいなら、グーグルやYahooで「パン レシピ」「食パン 作り方」といったワードでレシピを調べればすぐ出てきますし、YouTubeやクラシルといった動画配信サービスで質の高いレシピ動画をみることも出来ますよね。

とはいえ、僕の経験上、インターネット検索や動画を観るだけではパン作りはなかなか上達できないと断言します。

理由は以下の通りです。

上達できない理由

・情報量が多すぎて疲れる

・観て満足してしまう(ノウハウコレクター)

・パンを作りながら確認しにくい(画面がオフになる)

ちょっと伝わりづらいかもなので、例を挙げて説明していきます。

ふくとも
では、「パンのこね方がむずい…って感じた時」を例にしましょう。

まずは参考書を持たず、ネット検索で調べようとした場合です。

参考書が無い人

  1. ネット検索で出たサイトを見て、参考になる情報を探す
  2. 動画が良さそう…10分くらい通しで観る
  3. 頭でイメージしながら作ってみる…何故か上手くいかない
  4. 別の情報を探す(迷走中)

動画はノウハウを学ぶうえで有益ですが、パン作りをしながら観るのには適していません。「この手順を今すぐ確認したい!」って時に停止や巻き戻しが必要になるので面倒なんですよね。

であれば、ネット上の記事を読めば良いと思うかもしれませんが、今度は写真が少なすぎてイメージが湧きづらかったりしますし、欲しい情報を探すだけでも結構時間かかります。

僕も「パン作りの悩み解決法」をいくつか記事にしていますが、やっぱり写真付きで説明したいなって思うことはあります。とはいえ、本と違ってネット記事は縦読み(上から下)が基本。写真を並べすぎてしまうと見づらくなってしまうので、バランスが難しいのです。

こむぎ
うーん、たしかにパン作りの途中で調べながら面倒かも。
パン生地は放っておくと発酵進んじゃいますからね。
時間大事ですよ~。
ふくとも

 

続いて、参考書が手元にある人の例です。

参考書がある人

  1. 本の索引からこね方の解説を探す
  2. 写真や説明書きをよく読む
  3. 本を広げて見つつパンを作ってみる
  4. 見ながら作ったら上手くいった(楽しい!)

参考書があると探す範囲は「本の中に限定される」ので、すぐ欲しい情報を見つけることが出来て時短に繋がります。また、紙媒体だと机に広げて眺めるのにも最適。実際にパンを作りながら確認出来るのは大きなメリットです。

パン作りの参考書って、読者が抱えやすい深い悩みを理解してまとめてあるものがほとんど。「知りたかったはコレだよ!」ってことが詳しく書いてありビビります。

別に著者が超能力使えるとかではなく、単純にパン作りの失敗や疑問を熟知しているだけなんですよね。素晴らしい。

インターネットで得られる情報と本って大差無いのしれませんが、パン作りをしっかり覚えたいなら「的確な情報を得られる・写真や説明付きで理解しやすい・見ながら作業できる」という観点から本が圧倒的に優れていると僕は考えています。

製パンスキル向上に役立ったおすすめ本【13選】

パン作りの参考書

パンの参考書やレシピ本は多種多様。なるべくなら選んだ本で失敗したくないのが心情かと思います。

そこで30冊以上のパンに関する本を読んできた僕から、パンに関する書籍の概要をお伝えしていきます。
おすすめ度はあくまで個人的な意見となりますが、正直な想いで書いているので信頼度は高いと自負しています。

ふくとも
パン作りでどんな本を買えば良いか悩んでいる、あなたの助けになれば幸いです。

パンの技術書のおすすめ【悩まないために1冊持とう】

まずは製パン技術を学ぶうえでおすすめの本を紹介します。

ハッキリ言いますが、1冊は製パン技術を学べる本を持っておくべきですね。理由は失敗した時に「理由がわからない・どうしたら良いの…」と悩む確率が大幅に減るからです。本に答えやヒントが載ってるので当たり前ですよね。

技術書のあるなしで、スキル上達に雲泥の差が出ます。
独学でパン作りを楽しみ続けたいなら、手元に1冊は置いておきましょう。

1)パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本

どんな本?

その名の通り、パン作りで抱える悩みや失敗を解決してくれる良書です。「知りたかったのはコレだよ!」ってくらい的確な答えを叩きつけてくれるので、頭スッキリしますよ。

この本は工程別のポイントや材料の選び方は当然網羅していますが、レシピひとつひとつの説明も丁寧でわかりやすい点も魅力。

作りたいパン別に理想のグルテンの状態や焼き具合など写真付きで解説されていて、超参考になります。

おすすめ度:

圧倒的におすすめ:こだわりなければ持っておくべき

・パン作りの手順解説がメイン、とにかく親切丁寧でわかりやすい

・レシピ自体は少なめだが質は高い

 

2)パンづくりに困ったら読む本

どんな本?

パンづくりに関する悩みをQ&A形式で約80ページに渡って201個も書いてくれています。そんなにあるの!?って思うかもですが、読んでみると割と納得。

辻調理師専門学校で有名な「辻調グループ」監修とあって、やや専門的な内容が多いという印象。じっくり腰を据えて技術を磨きたいという方に向いています。

ただ、文字が多めなので、長い文章を読みたくない人は避けたほうが良いかもです。

おすすめ度:

あると便利:技術ノウハウを学ぶうえで有益な情報が多い

・悩みに対する解答が深く考察されて書かれて参考になる

・レシピの解説は少なめ。Q&A確認用と割り切って使うのが吉

 

パンのレシピ本のおすすめ

技術書と合わせて揃えておきたいのが、パンのレシピ本です。

パンのレシピって正直「無限大」。粉の配合や加える副材料次第でいくらでもアレンジできますからね。

そんなオリジナリティあふれるレシピ本の中から、有益だと感じたものをいくつかご紹介していきます。
なお、僕がレシピ本を選ぶ際に重要視している点は以下の3つです。

選ぶポイント

  • 作りやすさ
  • 写真や解説の質
  • ボリューム(レシピ数・ページ数)

上記の観点から解説をしていきますので、参考までにご覧下さい。

3)いたるんるんのおうちで簡単!焼きたてパン

どんな本?

僕が最初に買ったパンのレシピ本です。
独学パン作りの先駆者「いたるんるん」さんが手掛ける作りやすさ重視のパンレシピ集です。

作り方の説明は少なめですが、材料が揃えやすくて手軽に作れるレシピが多いのが特長。成功経験を掴むための入門書として最適です。

おすすめ度:

初心者に最適:作りやすいパンが多いので挫折しにくい

・パン作りを楽しむ感覚を得るのに向いてる

・解説は簡潔で少なめ

 

4)パンの教科書ビギナーズ

どんな本?

パン&お菓子教室「ア・ターブル」主宰の栗山有紀さんが手掛けるレシピ本です。

こちらの本はレシピ数70種類とめちゃ豊富でして、基本のパンから菓子パン・米粉パンなど多種多様なレシピに対応しています。

自分に合ったパンを色々作りながら見つけてみたい人に特におすすめの一冊。フルカラーで見やすいのもグッドでした。

おすすめ度:

あると便利:とにかく種類が豊富!

・色々なパンを作ってみたい人に向いてる

・レシピひとつひとつの解説が少ない印象

 

5)今日は何のパン作る? cuocaオリジナルレシピ集

どんな本?

製パン・製菓材料の専門店cuocaが監修したパンのレシピ本です。
レシピ数は50種類ほど書かれているので参考になりますが、写真が少ないのと解説が控えめかなという印象ですね。

食パンやベーグルのアレンジレシピが多めなので、レパートリーを増やしたいと思っている方はどうぞ。

おすすめ度:

レシピを増やしたい人向け

・50種類ほどパンレシピ書かれており参考になる

・写真が少ないので、パン作りに慣れてないと混乱するかも

 

6)少しのイーストでゆっくり発酵パン

どんな本?

フランスやイタリアを代表するハード系パンが中心のレシピ本です。

オーバーナイト(長期低温発酵)やパートフェルメンテといった専門的な技法をわかりやすく解説してくれています。
イラストが多くてゆるいテイストなんですが、説明が優しく的確に書いているので理解しやすかったですね。

ハード系パン入門書として個人的におすすめします。

おすすめ度:

ハード系パン入門に最適:解説が的確でわかりやすい

・本格的なハード系パンの作り方を優しくまとめている

・難易度別が書かれており、無理なく挑戦できる

 

7)家庭のオーブンで作るバゲット

どんな本?

パン・菓子研究家「ムラヨシマサユキ」さん著書。

パンの中でも特に難しいとされるバゲットをいかにご家庭で美味しく作り上げるかに特化した本です。

小麦粉の産地で配合を変える、フランスの硬水を使うなど、こだわり要素が満載で非常に勉強になりますが、読むだけでも専門的な知識を求めれる上級者向けの一冊となっています。

おすすめ度:

バゲットを上達したい人に:高難度であるバゲットのコツが学べる

・レシピの9割がバゲット!情報密度が濃い

・パン作りに慣れてないと理解が難しい

 

パンの雑学本のおすすめ

パンの雑学を学ぶ人

パン作りのスキル上達には、本を読みながら何度も作ることが大切ですが、パンの歴史や種類といった知識を覚えるともっと楽しくなりますよ。

たしかにWikipediaやWEBサイトでざっくりとした情報を得ることはできますが、書籍の方が情報が整理されていますし、しっかりと根拠に基づいた意見が書かれているので納得できます。

実際に僕が読んだおすすめ本をいくつかご紹介していきますので、ご覧下さい。

8)いちばん詳しいパン事典

どんな本?

東京製菓学校が監修した「世界のパンをひたすら眺められる本」です。

世界22ヶ国のパン123種類を写真+解説付きでまとめてあるんですが、見たことも聞いたことも無い「謎すぎるパン」が満載で面白いです。

例えば、「ポガーチャ」や「ダボ」ってパンがあるんですが、知ってますか?
どこのパンやねんって話ですよね。

パン好きなら「こんなパンが世界にあるのか!?おもしろー!」って気分で一気読みしちゃうくらい夢中になること間違い無しです。

おすすめ度:

パンに詳しくなれる:世界22ヶ国123種類のパンが大集合

・写真付きでわかりやすい

・読み物として楽しめる内容

 

9)パン語辞典

どんな本?

パン愛好家の「ぱんとたまねぎ」さんが書いた本で、辞典と言いつつめちゃゆるいです(笑)

一応辞典形式で、50音順にパンに関する用語がまとめられているんですが、「おはなし」「ゆるきゃら」といった予想外のワード出てきて驚かされます。(しっかりパンに関係のある話題なのでご安心あれ)

書かれているイラストや説明書きがとにかくゆるめで好みは分かれるかもしれませんが、著者の人柄がすごく出ていて僕は好きです。

おすすめ度:

ゆるくパンの用語を学べる:楽しみながら読める辞典

・ほっこりした気持ちになれる

・情報量は多いがゆるい

 

10)パンの文化史

どんな本?

パン文化を研究されている「舟田詠子」さんの著書。その名の通り、パンの歴史をひたすらまとめた本となっています。

文庫本サイズなので一見読みやすそうですが、解説が多い割に写真が少なめなので非常に読解力が試されます。僕もこの本の内容は2割くらいしか理解出来ていないかも…。

ここまで深い情報はネットで検索しても見つけれないので、パン発祥の文化や発展といった歴史に興味がある人はかなり楽しめると思います。

おすすめ度:

歴史好きは楽しめる:専門家ならではの濃い情報ばかり

・パン発祥の歴史や文化を学べる

・300ページ以上あり、読むのに気合が必要!

 

11)パンシェルジュ検定 公式テキスト

どんな本?

パン好きなら一度は挑戦してもらいたい資格が「パンシェルジュ検定」です。

僕は現在2級を取得しましたが、公式テキストを徹底的に読むだけで取れましたし、何より勉強過程でパンに関する知識が身につくので非常に有益です。

3級ならパン作り未経験者でも簡単かなと思うので、趣味の幅を広げるために挑戦してみてはいかがでしょうか。

おすすめ度:

パン好きにおすすめ:パン全般の知識が身につく

・パンの歴史、種類、製法など広いジャンルを1冊で学べる

・2級、1級とステップアップしたくなる

 

ノンジャンルのおすすめパン書籍

パンに関する書籍で読んでみて面白かった、勉強になるなと感じた本をご紹介します。

12)小さな「パン屋さん」のはじめ方

どんな本?

実際にパン屋さんを開きたいという方向けの本です。

パン屋さんって「どうやって開業するの?」「開業資金はどのくらい?」「設備や手続きってどうしてる?」といったお店開業に関するノウハウを学ぶことができます。

東京の名店「AOSAN」や「カタネベーカリー」の開業秘話なども書かれており、作り手の想いを知ることが出来る点も良いですね。

実際に自分の店を持ちたいと考えている人だけでなく、パン屋さんの裏話などに興味があるって人は楽しめると思いますよ。

おすすめ度:

開業したい人向け:開業を志している人は一度は読んでおくべき

・パン屋さんの大変さと楽しさが学べる

・経営的な話も多く、後半はやや文字多め

 

13)酵母パン 宗像堂

どんな本?

沖縄県で天然酵母にこだわり続けてパンを焼く名店「宗像堂(むなかたどう)」の誕生秘話やこだわりを綴った一冊です。

お店のレシピが載っているのもポイント高いんですが、単純に読み物として面白い!
特にザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさん&店主との対談は読み応え抜群です。

この本を読み終えると、パン職人の大変さと志(こころざし)の大きさを痛感させられます。

おすすめ度:

読み物として面白い:宗像堂の店主の軌跡や想いが伝わる良書

・お店のレシピが載ってる

・ページ数の割に値段が高いのが難点

パンの書籍は読むだけでやる気が出るし楽しい!

パン作りの本が面白い少年

流し読みしただけでも上達したような気持ちになるから不思議。そんな魅力が本にはあるんです。

まとめ

  • 失敗や疑問を解説するために本は有益
  • レシピはネットでも良いが、本だと広げられて便利
  • 技術的な本だけではなく趣味的な本も勉強になる
ふくとも
多くの情報(意見)を集めたい場合はWEB。
厳選された情報を得たいなら本と使い分けてみると良いですね。
なるほど!両方活用してみます。
こむぎ

当記事が「あなたに理想の一冊」を探す手助けになれば幸いです。

それでは、楽しいパンLIFEを!!

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