手作りパンのノウハウ

パン用の小麦粉(強力粉)保存方法は常温がベスト!【冷蔵・冷凍は不向き】

パン用小麦粉の保存方法は常温が良い理由を解説

あなたは、パン作りに使った小麦粉をどのように保存していますか。

調べてみると、小麦粉は冷蔵庫(冷凍庫)保管すると長持ちするんだそうです。

たしかに冷たい場所なら雑菌の繁殖を抑えることができて日持ちするかもしれませんが、パン作り用の小麦粉には悪い影響が出てしまいます。

実は冷蔵庫保存だと湿気やにおい移りが起こりやすく、パンの仕上がりに差が出ることがあるんです。

ふくとも
冷蔵庫に入れず常温保存を推奨します!

当記事では、パン作り歴3年の僕から小麦粉を常温保存した方が良い理由と正しい保存方法をていねいに解説していきます。

当記事の内容

  • 小麦粉の保存方法と使用期間
  • パン用の小麦粉はなぜ常温保存が良いのか?
  • 保存方法を間違うとどうなる?

小麦粉の保存方法を間違えてしまうと、パンの仕上がりに大きく差が出る可能性だってあります。しっかりと基本を抑えるという気持ちでご覧ください。

小麦粉の種類と保存方法とは?

小麦の粒を細かく挽いたものが小麦粉である

パン作りに無くてはならない材料、それが小麦粉です。

小麦粉とは小麦を粉状に精製したもので、パンだけでなくケーキ、うどん、ラーメン、たこ焼きといった様々な料理に使われる生活に無くてはならない食材です。

小麦粉には『薄力粉・中力粉・強力粉』の3つの種類がありますので、作りたい料理によって使い分けて選ぶようにしましょう。

小麦粉の種類向いている料理
薄力粉焼き菓子、ケーキ
中力粉うどん、お好み焼き
強力粉パン、中華麺
ふくとも
パン用に使うのは主に強力粉ですね。

小麦粉の種類は挽く時の粗さや小麦に含まれるタンパク質の量で決まります。

長くなるので詳しく解説しませんが、もっと小麦粉を知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。

アイキャッチ
パン作りにおすすめ!小麦粉(強力粉)の種類と違いを徹底解説

続きを見る

 

小麦粉の賞味期限は思った以上に短い

様々な料理に使える小麦粉ですが、量が多くてなかなか使い切れないことが多いかもしれません。僕もパン作りを始める前は、よく賞味期限を切らして買い替えることが多かったですね。

一般的に小麦粉の賞味期限は薄力粉・中力粉は1年、強力粉は半年とされていますが、あくまで未開封の場合となりますので、実際はもっと短くて1~2ヶ月以内に使い切るように言われています。

ただでさえ賞味期限が短い小麦粉なので、正しい保存方法を理解しておくことが肝心なんですよね。

 

小麦粉の長期保存には冷蔵・冷凍が良い?

小麦粉は常温保存するように教えられてきた方も多いと思いますが、ネットや家事の雑誌では長期保存には常温よりも冷蔵や冷凍が適しているという意見があったりします。

こむぎ
そうなんだ!どうして冷蔵庫だと長持ちなんですか?

冷蔵庫(冷凍庫)で保存するメリットは以下の3つです。

冷蔵庫保存のメリット

  • ダニの侵入・繁殖を抑えられる
  • 低温なので傷みにくい
  • 夏場でも温度管理しやすい

開封後の小麦粉でも、冷凍保存すれば6ヶ月使っても問題ないそうです。常温だと2ヶ月と言われているので、かなり伸びますよね。

一見すると保存性が高くて最高!とも言える冷蔵庫保存ですが、パン用の小麦粉に関しては止めた方が良いと僕は考えます。

 

パン作り用の小麦粉は常温保存が正解の理由

小麦粉を冷蔵庫保存してはいけない理由

冷蔵庫は保存性には優れていますが、ニオイ移り・結露という2つのデメリットがあります。

冷蔵庫保存のデメリット

  • ニオイ移り:他の食品のにおいが移ってしまう
  • 結露:冷蔵庫の水分を吸ってしまい、使う時に水っぽくなる

正直、揚げ物や料理の調味料として使うだけならば気にする必要はないかもですが、パン作りでは味を損ねる原因にしかなりません。

 

ニオイ移りと結露はパン作りの大敵である!

小麦粉は周りのにおいを吸着しやすいという性質を持っています。

要する冷蔵庫にニオイが強い料理を一緒に入れてしまうと、そのニオイが付いてしまうということです。

例えば、カレーと小麦粉を冷蔵庫保存したら、カレーくさい小麦粉になってしまいます。

ふくとも
メロンパンの生地がカレーの味したらどう思う?
さすがに気持ち悪いですね…。
こむぎ

カレーパンを作る時は重宝するかもですが、他のパン作りには使えなくなってしまいますよね。

 

また、冷蔵庫から取り出す時に結露で小麦粉自体が湿ってしまうのもよろしくありません。

パンの水分量を調整するのが難しくなるだけでなく、結露した小麦粉を使うとパン生地が冷えて発酵の妨げになってしまうんです。

ふくとも
発酵には生地温度27℃前後が理想的。
冷たいままの小麦粉じゃ難しいですね。

まとめると、以下の理由で小麦粉の冷蔵・冷凍保存はパン作りに適さないことになります。

パン作りに適さない理由

  • パンに想定外のニオイが付いてしまう
  • 水分の調整が難しくなる
  • 発酵が進まない(止まる)リスクがある

そもそも一度に大量の小麦粉を使用するパン作りで、長期保存するメリットって無いですよね。

500gの小麦粉だったら、3回ほどパンを焼けば空っぽになります。

あえて保存するなら料理用の薄力粉くらいですが、常温でも保存方法を間違えなければ十分ではないでしょうか。

 

製粉メーカーも常温保存を推奨

小麦粉を販売するメーカーサイトにも冷蔵庫保存は結露やニオイ移りの観点でおすすめしないと公表していました。

直射日光があたらず、極端に高温や湿気がたまりやすい場所でなければ、真夏でも常温での保管ができます。冷蔵庫での保管は、結露による固まりやカビの発生、冷蔵庫内のにおいがうつってしまうことがありますので、おすすめはしておりません。開封後は湿気や、虫害、においの移りを防ぐために、しっかり開け口を閉め、密閉できる容器に入れ、できるだけ早めに使い切りください。
引用元:日清製粉グループ

冷蔵庫に保管すると、結露により粉が固まったりカビが発生する場合があります。
引用元:ニップン

総じて結露によって小麦粉が固まる・カビが発生するといったリスクが生じるのが理由ですね。

プロの意見としても常温保存がベストという結果でした。

 

小麦粉をダメにしないための常温保存方法

小麦粉

常温保存とは【直射日光の当たらない冷暗所で保存】することで、机の上や窓の前に置くのは正しい保存方法とは言えません。

さらに気をつけておきたいのが、保存場所の温度と湿度です。

理想的な温度20°C以下
理想的な湿度50%以下

例えば、火が出るガスコンロの下は一時的に高温になりますし、シンクのような水回りは湿度が常に高いので、冷暗所(暗い場所)でも避けるようにしましょう。

 

絶対にダメ!なNG保存方法:4つ

以下のように保存するのは絶対に避けましょう。

最悪の場合、湿気でダメになるかダニやカビが繁殖して腐敗します。

NG保存方法

  • 机の上に置きっぱなし
  • 袋をクリップ留めしてる
  • コンロやシンクの近くで保管
  • 直射日光が当たる場所で保管

特に冷暗所だから大丈夫だろうとコンロやシンクの下に保管してしまいがちですので、気をつけてください。湿気ですぐに傷みますよ。

 

袋はしっかり密閉【ダニ発生の原因になるかも!】

小麦粉のパッケージはビニールか紙製が一般的ですが、使用後に袋の口が開きっぱなしにならないように注意しなければなりません。

ふくとも
隙間があるとダニが侵入する可能性があります!

ダニが小麦粉を餌に繁殖してしまうリスクを避けるには、開封後は密閉できる保存容器に移し替えるかジッパー付きの商品を選ぶようにしましょう。

僕はジッパーが付いてない小麦粉は、OXO(オクソー)の保存容器に移すようにしています。

中央のボタンをカチッと押すだけで密閉できるので、とっても使いやすいです。

 

常温保存した小麦粉で手作りパンを焼こう

小麦粉で焼いたパン

おさらい

  • 開封後の小麦粉は2ヶ月で使い切った方がよい
  • 冷蔵庫は長持ちするけど湿気やニオイ移りの原因に
  • パン用に使う場合は常温保存が最良
  • 常温保存は湿気と温度に気をつける

小麦粉は一度開けてしまうと思った以上に長持ちしないので、自分が賞味期限内で使い切れるサイズを選ぶことが大切です。

毎週パンやお菓子作りをするような人でも無い限りは500g程度の少量サイズを買って、無くなりそうになった時に買い足すようにしてくださいね。

ふくとも
大きい方がたしかに割安ですが、使いきれずに捨てるようじゃもったいない!
棚の奥に眠りがちですからね。気をつけます~。
こむぎ

それでは、楽しいパンLIFEを!!

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