当記事では、ねり黒ごまを使って作る「黒ごまパン」のレシピをご紹介します。
こんな方におすすめの記事
- 見た目にインパクトがあるパンを作りたい
- 練りゴマが余ってるのでパン作りに使いたい
- 食事に合わせやすいパンが食べたい
上記の方におすすめの手作りパンのレシピです。
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ハムやチーズとも合わせやすい味。
黒ごまパン作りに必要な道具や材料、作り方も手順解説付きでしっかり解説していきます。どうぞ、ご覧ください。
パン作りの基本から学びたいという方は、以下の記事がおすすめです。まずは基本をマスターしましょう!
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初心者でもパンが作れる!ゼロから学ぶパン作りの基本知識
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黒ごまパン作りに必要な道具
黒ごまパン作りに使う道具は以下の通り。
必要な道具
・ボウル(2個あると便利)
・計量カップ
・ミニ泡立て器
・デジタルスケール
・クープナイフ(キッチンバサミでも可)
クープナイフというパン生地に切れ込みを入れるツールを使いますが、必須じゃないので持ってなかったら無理に買わなくても大丈夫です。
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黒ごまパンの材料はこちら
黒ごまパンの材料(8個)
強力粉 | 300g |
インスタントドライイースト | 4.5g |
塩 | 6g |
砂糖 | 30g |
無塩バター | 15g |
黒ねりごま | 30g |
水(35~38℃のぬるま湯) | 174ml |
今回の材料のポイントはなんといっても「ねり黒ごま」ですね。僕は使いやすいチューブタイプのものを使いました。
ねり黒ごまってあまり買う機会が無いって人多いかもしれませんね。
僕もあまり買ったことがない食材でしたが、牛乳と寒天でごまプリン、ゆで野菜に混ぜれば手軽にごま和えが作れたりと、割と料理に応用しやすいんだなと思いました。
黒ごまパンの作り方【全12工程】
黒ごまパンの作り方
- 手順1.水にねりごまを加えて混ぜる
- 手順2.バター以外の材料を混ぜる
- 手順3.パン生地を作業台でこねてまとめる
- 手順4.広げたパン生地にバターをのせてねり込む
- 手順5.再び、こね直す
- 手順6.1次発酵【30℃で60分】
- 手順7.作業台でパン生地を8分割して丸める
- 手順8.ベンチタイム【15分】
- 手順9.ガス抜きしつつ成形する
- 手順10.2次発酵【40℃で50分】
- 手順11.焼く直前のパン生地にクープを入れる
- 手順12.オーブンで焼く【190℃で15分】
上記の流れで黒ごまパンを作っていきます。
各手順を解説しつつ紹介していきますので、ご覧ください。
事前準備
事前に準備しておくこと
・水は35℃~38℃のぬるま湯を用意
・バターを常温に戻す(冷蔵庫から出して30分くらい)
冷水や冷たいバターを使うと、パン生地が冷えて発酵してくれません。必ず上記の事前準備は行うようにしてくださいね。
準備が終わったら、いよいよパン作りスタートです!
手順1.水にねりごまを加えて混ぜる
まずは、水とねり黒ごまを同じボウルで混ぜあわせましょう。
混ぜるときはミニ泡立て器を使って全体が黒ごま色になってくればOKです。
手順2.バター以外の材料を混ぜる
ボウルに強力粉、インスタントドライイースト、砂糖、塩を加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜましょう。
ワンポイント
材料は絶対に目分量ではなく、デジタルスケールを使って計ってください。分量は正確に計ることが大切です。
手順3.パン生地を作業台でこねてまとめる
続いて作業台にパン生地を広げて混ぜていきましょう。
こね方は以下の通り
こね方と目安時間
- 作業台にこすりつけてこねる(3~5分)
- 作業台に叩きつけてこねる(5~8分)
時間は目安なので、パン生地のまとまり具合で判断しましょう。
こね方がよくわからないという方は、こちらの記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてくださいね。
ワンポイント
黒ごまパンは「ねり黒ごま」を材料に加えているせいか、グルテン(薄い膜)ができにくい感じがしました。
こねてるとパン生地にイマイチ張りが出ないな…って感じるかもですが、ちゃんと完成するので大丈夫ですよ。
手順4.広げたパン生地にバターをのせてねり込む
パン生地がまとまって、引っ張っても破れないくらいになってきたら、バターを投下します。
バターを加えるコツは以下の通り。
・バターは細かくちぎって使う
・パン生地を切って練り込むイメージ
・もみ込むようにこねると混ざるのが早い
もう少し詳しく学びたい方は、以下の記事をご覧ください。
手順5.再び、こね直す
バターがパン生地に馴染んできたら、再度こね直していきます。
やり方は【たたきこね】だけ続ける感じ。バターのベタつきがなくなって、パン生地を薄く伸ばしても破れない状態を目指しましょう。
ワンポイント
手順6.1次発酵【30℃で60分】
こねるのが終わったら、キレイなボウルに戻して1次発酵させましょう。
温度と時間は以下の通りです。
1次発酵はオーブンの発酵機能を使うのがもっとも手軽ですが、冬場以外は室温でも構いません。
60分経ってパン生地が2倍に膨らんだら完了です。膨らみが甘かったら、少し時間を長めに取ってみてください。
手順7.作業台でパン生地を8分割して丸める
1次発酵が終わったら、再び作業台にパン生地を上下逆に戻してあげます。生地全体を手で押さえて内部のガスを抜きつつ、スケッパーを使って8個に分割しましょう。
分割したら、手のひらを使って丸く整形していきます。
ワンポイント
パン生地を分割する際は、デジタルスケールを使い1個の重さは揃えてあげましょう。
揃えないと焼きムラが出来てしまうので、結構大事です。
手順8.ベンチタイム【15分】
パン生地を丸め終わったら、きつく絞った濡れ布巾(キッチンペーパーでも可)を被せて15分休ませましょう。
パン生地をちょっとだけ休ませてあげると、伸びがよくなり成形しやすくなります。
分割した直後のパン生地は少し張って伸びにくいので、基本的にベンチタイムはやっておきましょう。
手順9.ガス抜きしつつ成形する
ベンチタイムが終わったら、パン生地のガスを抜きつつ形を整えます。
手順は以下の通り。
- パン生地を裏返してガス抜きをする
- パン生地の1/3を中央に向かって折りたたむ
- 逆側の1/3も中央に向かって折りたたむ
- 縦方向も1/3中央に向かい折りたたむ
- 逆側も1/3中央に向かい折りたたむ
- 重ねた部分をギュッとしぼって閉じる
文章だと意味不明かもなので、写真を見ながらやってみてください。
手順10.2次発酵【40℃で50分】
すべてのパン生地の成形が終わったら、閉じた面が下になるようにオーブンシートを敷いた天板に並べて2次発酵させていきましょう。
2次発酵の目安:40℃で20分
さすがに40℃は室温で再現できないので、オーブンの発酵機能を使いましょう。なお、膨らみ具合の目安は【1.5倍】です。
手順11.焼く直前のパン生地にクープを入れる(省略可)
2次発酵が終わったら、焼く準備に入ります。
オーブンの予熱(190℃で15分に設定)を開始しつつ、パン生地が乾燥しないように濡れた布巾をかけておきましょう。
オーブンの予熱が終わったら、クープを入れていきますが、今回のパンはクープ入れなくても焼き上がりに差は出ないので、お好みで問題ありません。
今回は参考用にクープナイフとキッチンバサミでクープを入れたパンとクープを入れないパンを作ってみましたが、味は大差なかったです。(クープなしは飾りに白ごまを振りました)
ハサミで切った方は少しとんがった感じになりましたが、この部分が焼いたときに地味にカリカリしておいしかったです。
手順12.オーブンで焼く【190℃で15分】
オーブンの性能にもよりますが、15分焼けば火がしっかり通ります。
なお、少し焦げやすい生地なので、黒く焦げ始めてきたら温度を10~20℃下げるかアルミホイルで焦げないように工夫しましょう。
黒ごまパンを食べた感想
完成した黒ごまパンがこちら!
焼く前は全体的に灰色でしたが、焼いたら表面が茶色に染まりました。「小麦粉の勝利!」って感じでしょうか。
パンの表面は少し固めでしたが、中はしっとり仕上がってます。てか、ごまの香りがブワッと立ち込めてきて一瞬で幸福感に包まれましたね。
ほんのりバターが効いててソフトな食感。黒ごまがいい意味で主張してくるので、食事に合わせやすい味だと思います。
黒ごまってパンに合うんだなぁ。
手作り黒ごまパンは味も香りも抜群!ぜひ作ってみて
材料に練りごまを使うだけで、作り方も特に難しくない部類のパンです。
初心者さんでも挑戦しやすいと思いますし、ちょっとパン生地にアクセントを付けてみたい人に最適のレシピとなっています。
黒ごまパンの作り方
- 手順1.水にねりごまを加えて混ぜる
- 手順2.バター以外の材料を混ぜる
- 手順3.パン生地を作業台でこねてまとめる
- 手順4.広げたパン生地にバターをのせてねり込む
- 手順5.再び、こね直す
- 手順6.1次発酵【30℃で60分】
- 手順7.作業台でパン生地を8分割して丸める
- 手順8.ベンチタイム【15分】
- 手順9.ガス抜きしつつ成形する
- 手順10.2次発酵【40℃で50分】
- 手順11.焼く直前のパン生地にクープを入れる
- 手順12.オーブンで焼く【190℃で15分】
それでは、楽しいパンLIFEを!!