当記事では、パン作りをこれから始めてみたい人・パン作りの道具の揃えたいあなたにに「自宅でパン作り始めるための揃える基本道具9点」をバシッとご紹介します。
こんな方におすすめ
- パン作りをこれから始めてみたい人
- パン作りに必要な道具がよくわからない人
- パン作りの道具を揃え始めたけど足りているか不安
パンブロガー兼パンシェルジュのふくともです。パン作り歴3年になります。
パン作りの道具って普段の料理では使わないものがほとんどで、初心者の方は何を揃えたら良いのか悩んでしまいますよね。僕も最初は道具って何を揃えれば良いのかわからない時期がありまして、リサーチ不足で間違った道具を買ってしまい、悲しい経験をしたことがあります。
そこで、あなたが同じ過ちを繰り返さないように「パン作り初心者はコレを揃えれば大丈夫!」という基本の道具を厳選して紹介しちゃいます。
僕が実際に使って満足した商品ばかりなので、安心して使ってもらえると思いますよ。
パン作りで揃えて欲しい基本道具9点
あなたがパン作りを始める際に、揃えておいて欲しい道具は以下の9点。以外と少ないんですよ。
①作業台(ペストリーボード) | ②スケール(計り) | ③オーブンレンジ |
④計量カップ | ⑤ボウル | ⑥ミニ泡立て器 |
⑦カード(ドレッジ) | ⑧オーブンミトン | ⑨ステンレスクーラー |
ペストリーボードやカード(ドレッジ)といった道具は、パンやお菓子作りをしない人にとっては初耳かもしれませんね。
今はよくわからなくても大丈夫。順番に各道具の用途を解説していきますので、ご覧下さい。
【その①:作業台】用途:パンをこねるための作業場所
パンをこねる作業をするために使用する木製の板です。正式名称を【ペストリーボード】といいます。
あまり聞きなれない言葉ですが、英訳したところ以下の意味になるみたいです。
ペストリー = 穀粉、バター、ショートニング、ベーキングパウダーまたは卵等の材料を焼いて作った食べ物
長いですね…。要するにペストリーボードとは「パンや焼き菓子作りに使う台」って意味です。
僕が愛用しているのは、富澤商店やcuocaで取り扱っているものです。サイズに3つのタイプがあり、ご家庭のキッチンの広さに合わせて選べるので便利ですね。
参考までにサイズ表を載せておきます。
ペストリーボードのサイズ
600×400×厚さ18(mm):Lサイズ
420×420×厚さ18(mm):Sサイズ
400×300×厚さ18(mm):ミニサイズ
僕はずっとミニサイズを使っていますが、キッチンが広いご家庭は『Lサイズ』推奨です。大きければ大きいほど作業がしやすいです。
キッチン幅が足りないようなら、Sサイズやミニサイズでも構いません。ちょっと狭いなと感じることはありますが、慣れてしまえばどうってことないですよ。
【その②:スケール(計り)】用途:材料の計量をきっちり行うため
スケール(デジタルスケール)は、パンの材料を量るのに必須の道具です。
「分量なんて目分量でいけるんじゃないの?」って思ってる方も多いかもしれませんが、パンやお菓子作りは材料を分量通りに計測する事が非常に大切です。
例えば、小麦粉に対して水を誤って50ml多くいれてしまったとすると、いくらパン生地をこねてもまとまらずにベタベタした状態が続く可能性があり、塩や砂糖といった副材料の計量を誤ると、酵母菌が活動できなくてパン生地が膨らまないなんて自体にもなります。
『レシピ通り材料を量ることって超重要』なんです。
スケールを選ぶ際のポイントですが、パン作りに使う目的なら最低でも2.0kgまで量れるタイプのスケールを選ぶようにしましょう。
僕はDRETEC製の最大2.0kgまで図れるスケールを利用してます。このスケールを選んだ理由は0.1g単位で重さが計れるのと価格が2,000円前後と安価だからです。
0.1g単位まで計量できるスケールだと材料をピッタリ合わせやすくて便利。スケール未購入という方は、できるだけ精度が高いものを選んでもらえると計量が楽になっておすすめです。
【その③:オーブンレンジ】用途:パンの発酵や焼くために利用
オーブンレンジがが無いとパンを焼くという一番大切な工程ができません。よって「必須」の道具となります。
すでに自宅にオーブンレンジがある場合は、そちらを利用すれば良いでしょう。ただし、オーブンのサイズが小さいと「パンがたくさん入らない」「焦げやすい」「生焼けになる」など弊害もあります。
参考までに、以下にパン作りに求めるオーブンレンジの性能を記載していますので、未購入の方や自宅のオーブンレンジで問題無いか気になる方は、参考にしてみて下さいね。
パン作りのオーブンレンジに求められる性能
チェック項目 | 選択肢 | パン作りを楽しむために必要な性能 |
オーブンレンジの種類 | 電気オーブン/ガスオーブン | 扱いやすい電気オーブンで十分(ガスは高額) |
温度設定 | 200℃/230℃/250℃/300℃ | 250℃以上出せるモデルを選びましょう |
サイズ | 17L/26L/30L | 26L以上を選びましょう(17Lも小さいが可) |
必要な機能 | 発酵機能/スチーム機能 | 発酵機能は必須、スチーム機能はあると良いです |
以下の記事では、オーブンレンジを選ぶ際の細かいポイント・おすすめ機種を徹底リサーチしています。購入に迷った際は参考にしてみて下さい。
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【2024年版】パンを焼く目線で語る!オーブンレンジ徹底比較&おすすめ紹介
続きを見る
【その④:計量カップ】用途:水や牛乳の計量に利用
計量カップは以下の2タイプが主流です。
- 計量サイズ:200ml
- 計量サイズ:500ml
購入する際は500ml量れる計量カップがおすすめ。
200mlの大きさだと1度で量り切れない場合があるためです。
僕は『OXO(オクソー)のアングルドメジャーカップ』という目盛りが斜めに書かれている計量カップを使っています。目盛りが上から見やすいので、微調整する時に机に置いて横から覗かなくて良いので計量が非常に楽です。
【その⑤:ボウル】用途:材料を混ぜ合わせる
ボウルは強力粉や塩・砂糖・イーストなどの材料を混ぜる時とパンを発酵させる時に利用します。
揃える際は直径21cm程度を最低2つ準備してもらえれば良いです。
僕は主にガラス製の直径25cmの耐熱ボウルとステンレス製とプラスチック製の直径21cmのボウルを併用しています。あとは直径14cmの小さいボウルがあるとイースト菌の予備発酵やバターを常温を戻す際に使えて便利です。
【その⑥:ミニ泡立て器】用途:粉類を混ぜる際に利用
ミニホイッパーと呼んだりもします。ボウルの中で強力粉と塩、砂糖などの粉類を混ぜ合わせるために使います。
特にこだわる必要は無い道具なので、100円均一ショップで売っているもので良いでしょう。
ミニ泡立て器があると、粉類を簡単に均一に混ぜることができます。安価なので、買っておいて損は無いです。
【その⑦:カード(ドレッジ)】用途:生地はがし、分割に利用
パン生地をボウルで混ぜてから、作業台に移す時にパン生地が張り付いて取れなくなってしまうことがあります。
パン生地が張り付いて取れない時に活躍するのがカード(別名ドレッジ)です。
手にくっついたパン生地をはがしたり、パンを分割する時にも使いますね。
大体300円くらいで購入できます。
【その⑧:オーブンミトン】用途:パンを取り出す時(やけど防止)
やけどをしないためにオーブンミトンは必須と言えます。とにかく耐熱性が高いものを選びましょう。
パン焼成時のオーブンレンジの温度は200℃を軽く超えますので、安価なオーブンミトンだと普通に手が熱いです。
オーブンミトン購入前に耐熱温度が何℃なのか必ず確認して下さい。
僕はキャンプ用の耐熱グローブを愛用しています。
以前は耐熱200℃くらいのオーブンミトンを使っていたのですが、パンをオーブンから取り出す時に普通にやけどしました…。
こちらの耐熱グローブは800℃まで耐えられるそうで、がっつり天板を掴んでもほんのり温かみを感じる程度と快適です。
【その⑨:ステンレスクーラー】用途:焼いたパンを冷ます
ステンレスクーラーはパンを冷ます時に使います。ケーキのスポンジ生地を焼いた後にも使われますね。
「天板や作業台でパンを冷ませば良いのでは?」と考えるかもしれませんが、それだと底面の熱が逃げずに蒸されて、パンがふにゃふにゃになってしまうんですよ。
頑張って上手に焼けたのに、冷ます手間を惜しんで失敗するのは非常にもったいないですよね。
ステンレスクーラーはパンやケーキ専用のものも売っていますが、天ぷら用バットとセットで売っている安価なもので構いません。100円均一ショップとかでも買えますね。
僕も天ぷら用に買ったものを使ってます。
まとめ:基本の道具9点を揃えればパン作りは出来ます
基本の道具を9点紹介させていただきましたが、最後にもう一度だけ必要な道具をおさらいしていきましょう。
基本の道具と用途
①作業台(ペストリーボード) | パンをこねるための木製の板。 |
②スケール | 材料の分量計測に必要。 |
③オーブンレンジ | 発酵機能&スチーム機能がある機種が便利。 |
④計量カップ | 水の分量計測に必要。 |
⑤ボウル | 材料を混ぜる時に使用。大・中・小の3つくらいあると良い。 |
⑥ミニ泡立て器(ホイッパー) | 粉材料をまとめる時に使用。 |
⑦カード(ドレッジ) | パン生地の成形に使用。 |
⑧オーブンミトン | 300℃くらいまで耐えられるものが良い。 |
⑨ステンレスクーラー | パンの粗熱を冷ます時に使用。 |
今回ご紹介した9つの道具は僕が実際に何度も買い足した結果、絶対買っておくべきだと感じた道具を厳選しているので無駄がありません。
パン作りのスタートラインに立つために、まずは上記9つの道具を揃えるところから始めてみて下さい。
なお、食パンやフランスパンを作りたい人は基本の道具以外に専用の器具が必要になってきます。
詳細はこちらの記事にまとめているので、合わせてご覧下さい。
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それでは、楽しいパンLIFEを!