手作りパンのノウハウ

バターロール・食パン・バゲット・カンパーニュ作りに必要な道具を紹介

2018年12月11日

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当記事では、特定のパン作りで利用する器具をパンの種類別にまとめています。

こんな方におすすめ

  • パン作り初心者の人
  • 作れるパンのレパートリーを増やしたい人
  • パンの種類毎に必要な道具を理解したい人

パンの種類によって必要な道具って結構違うことをご存知でしょうか。

あなたが作りたいと思っているパンは、以下のリストに含まれているならいくつか小道具が必要になります。

  • バターロール
  • 食パン
  • バゲット
  • カンパーニュ
  • イングリッシュマフィン

当記事では、パンの種類別に必要になる道具の用途をまとめています。

馴染みのない道具も出てくると思うので、確認する気持ちでご覧ください。

まずはパン作りにおける基本の道具を揃えよう

道具

作りたいパンに関わらず必須級の基本道具が全部で9点あります。

以下に道具と用途を一覧化しましたので、まずこちらをご確認下さい。

基本の道具と用途

①作業台(ペストリーボード)パンをこねるための木製の板。
②スケール材料の分量計測に必要。
③オーブンレンジ発酵機能&スチーム機能がある機種が便利。
④計量カップ水の分量計測に必要。
⑤ボウル材料を混ぜる時に使用。大・中・小の3つくらいあると良い。
⑥ミニ泡立て器(ホイッパー)粉材料をまとめる時に使用。
⑦カード(ドレッジ)パン生地の成形に使用。
⑧オーブンミトン300℃くらいまで耐えられるものが良い。
⑨ステンレスクーラーパンの粗熱を冷ます時に使用。

基本の道具は以下の記事に詳しくまとめています。読んでもらえると、道具への理解を一層深めることができます。

パン作りを始めるために必要な道具とは?【最初に揃える9点を紹介】

続きを見る

 

バターロールを作りたい人が揃える道具とは?

バターロール

パン作り初心者に特におすすめの【バターロール】を作る際に揃えるべき道具をご紹介していきます。

バターロールは日頃からスーパーで買って食べる機会が多いかと思いますが、手作りするのは簡単な部類に入ります。

揃えるべき道具は基本の9つ + めん棒と刷毛(ハケ)が必要です。

めん棒

めん棒が必要になる理由はパンを平たく伸ばすためです。

バターロールは丸く成形する途中で一度生地を平たく伸ばしてクルクル巻く作業を行います。

めん棒はそばやうどんを伸ばす時にも使われる木製のものと表面がデコボコしているガス抜きめん棒がありますが、パン作り用に買う人はガス抜きめん棒をおすすめします。

ガス抜き用のめん棒の利点は、発酵時に内側に溜まっているガスを伸ばしながら抜くことが出来る点です。
また、表面がデコボコしているので、伸ばす時にパン生地にくっつきにくいので作業しやすいのもメリットですね。

 

刷毛(ハケ)

バターロールは焼く前に溶き卵を表面に塗るのですが、その時に刷毛(ハケ)が必要です。

卵を塗ることが出来れば何でも良いので、100円ショップで買える安価なハケで構いません。無駄にお金をかける必要はありませんよ。

基本道具とめん棒&ハケが揃えば、バターロール作りを始めることが可能です。

初心者におすすめなので、是非挑戦してみて下さい。

こちらののレシピが分かりやすくておすすめです。

バターロールのレシピ(外部リンク)

 

食パンを作りたい人が揃える道具とは?

食パン

ふくともが作った角食パン

手作りしてみたいパン不動のNo.1『食パン』を作るための道具をご紹介します。

食パンはもちもちふわふわでそのまま食べても美味しくて、トーストやサンドイッチなど様々な食べ方でも楽しむことが出来るオールラウンドタイプのパン。自宅で作れるようになったら自慢できること間違いなしです。

揃えるべき道具は基本の道具+バターロールで紹介しためん棒+ハケ以外に【食パン用の金型】が必要です。

食パン用金型

食パンの型はフッ素加工を施した型とアルスター型(別名:アルタイト型)という材質の型があります。
アルタイトってあまり聞きなれない言葉ですが、スチールにアルミメッキを施したものをアルタイトと呼びます。

フッ素加工した型と比べると少し値は張りますが、長く使うならアルタイト型がおすすめです。

アルスター型をおすすめする理由は以下の3つです。

  • 熱伝導が良く、食パンがよく膨らむ。
  • 焼き色をきれいに付けることが出来る。
  • コーティングが取れる心配がないので長く使える。

フッ素加工の型は安価なので、一見コスパが良さそうですが、使っているうちにフッ素加工がはがれてきてしまいます。フッ素加工がはがれると食パンが型から外れにくくなって使い物になりません。

アルスター型は自分でオイルコーティングを施すので、物理的に壊れない限りはずっと使い続けることが可能。長期的にみるとアルスター型の方がコスパが良いというわけなんです。

僕もアルスター型の金型を使って食パンを焼いていますが、スルっとパンが型から外れるので気持ち良いですよ。

アルスター型は購入直後に『空焼き』という作業が必要になります。

と言っても、型の表面に付いた鉱油やゴミを取るためにオーブンレンジで型を焼くだけです。思ったほど手間ではないですよ。

詳しいお手入れ方法はこちらに分かりやすく書かれています。

アルスター型のお手入れ方法(外部リンク)

 

バゲットを作りたい人が揃える道具って?

バゲット

日本で根強い人気のパン『バゲット』を作るための道具を紹介します。

バゲット作りは特に難しい部類に入ります。シンプルな素材で作るからこそ実力が試されるパンと言えるでしょう。

僕のバゲットは形は悪いのですが、味には自信があります。「バリッとして旨い!」と妻からも毎度好評をいただいております。

出来が悪くて恥ずかしいのですが、以下のような感じですね。

バゲット

見た目はお店のバゲットと比べると程遠い仕上がりですよね。バゲット作りは難しいですが、試行錯誤しながら少しずつ上達を感じることが出来るのが魅力だと思っています。

話を戻しますが、バゲットを作るために必要な道具は以下の通りです。

必要な道具

・基本の道具【9点】

・めん棒

・刷毛(ハケ)

・パンマット【NEW】

・クープナイフ【NEW】

パンマットとクープナイフの用途について、ご紹介していきますね。

パンマット(キャンバスシート)

パンマットとはキャンパス素材で作られた布です。バゲットのような高加水(水分量が多い)パンを作る時に重宝する道具です。

バゲットって表面パリパリ・中しっとりが最も理想的です。そうするためにはパン生地に水分を多く含ませる必要があるんですね。

「パン生地の水分が多くなると、どうなるのか?」と言うと全体的にゆるくなってベタベタして扱いにくい生地になります。そこでパンマットを上手に活用するわけなんです。

下の写真のように、バゲットの細長い形もパンマットを洗濯バサミで閉じて発酵させることで成形されます。

バゲット発酵

パン生地の発酵が終わったら、洗濯バサミを取ってパンマットを広げれば、形を保った状態でオーブンレンジまで運ぶことができるので非常に便利なんですね。

クープナイフ

パン屋さんでバゲットを1本買うと、パンの表面に3本くらい斜めに切れ込み模様があるのにお気付きですか?

この模様は『クープナイフ』という道具を使って焼く前に切れ込みを入れて作り出しています。

実際に僕がパン生地にクープを入れた写真です。(今回は1本だけ切れ込みを入れています)

バゲット

クープナイフをよく見ると、少しカミソリの刃が曲がっています。

「これだとまっすぐ切れ込みを入れずらいんじゃないのか?」と思うかもしれませんが、正しくは『切る』というより『削ぐ』イメージに近いです。

クープナイフを入れたパンをオーブンで焼くことで生地が膨らみ、下の写真のように切れ目が両側に広がって模様のようになるのです。

バゲット

切れ込みを入れるのは模様を付けることだけが目的ではなくて『パン内部の圧力を均一に逃がすため』です。

万が一、クープを入れ忘れてしまうと圧力が逃げ場を失ってパンの表面がデコボコになります。

さとう
重要なんですね。
ずっと飾り目的なんだろうって思って食べてました。

クープナイフを入れる意味まで正しく理解している人ってかなり少ないです。

ひとつ賢くなりましたね(^^)

 

バゲットは冒頭で言ったようにパン生地の扱いが難しいので難易度は高めです。

最初は思い通りいかなくてイライラするかもしれませんが、みんな同じ道を通るので安心して下さい。

焦らず慣れるまで続けていけば、美味しくバゲットを焼けるようになりますので繰り返し作って身体で覚えていきましょう!

 

カンパーニュを作りたい人が揃える道具

カンパーニュ

カンパーニュとは『田舎風』という意味のパンです。

ライ麦粉や全粒粉の小麦粉を混ぜることで、風味豊かな味わいになるのが特徴ですね。

カンパーニュもバゲットと同じく水分量が多いので、初心者がいきなり挑戦するには難しいパンです。

必要な道具はバゲットで紹介した道具+発酵かご(バヌトン)です。

発酵かご(バヌトン)

カンパーニュの表面に白い円状の模様が複数あるのにお気付きですか。この模様は『発酵かご』でカンパーニュを発酵させる時に生まれたものです。

バゲットはパンマットで包んで発酵させましたが、カンパーニュは丸い形に仕上げたいので発酵かごを利用します。

発酵かごの材質は『籐(とう)』というツル植物を材料に作られています。なぜ、発酵かごでパン生地を発酵させるのかと言うと、パン生地の表面の水分を発酵かごが適度に吸ってくれるので、焼いた時にパリッと仕上がりやすいためです。

実際は発酵かごが無くてもカンパーニュを作ることはできるのですが、使った方が作りやすいですし、独特の模様が付いて綺麗に仕上がるのでテンションあがること間違いなしです!

友達にカンパーニュの写真を見せると、9割の人が『お店で買ったパン』と勘違いしてくれて楽しいですよ(笑)

 

イングリッシュマフィンを作りたい人が揃える道具は何?

イングリッシュマフィン

アメリカの朝食の定番『イングリッシュマフィン』に必要な道具は基本の道具+めん棒以外に【セルクル型】という円形の型が必要になります。

セルクル型

セルクル型は、テリーヌやタルタルといった料理の形を整えるのにも使う事が多いですが、イングリッシュマフィンを丸い形のまま発酵させるためにも利用されます。

セルクル型さえあれば簡単にイングリッシュマフィンの独特の形を作ることが可能なのですが、少し値段が高いので揃えるのにちょっとばかり費用が掛かります。

平均して1個600円前後で買えるのですが、どうせ焼くなら複数個まとめて作りたいですよね。

例えば、4~6個の金型を購入するとなると、2,400円~3,600円の初期費用が掛かる計算です。

イングリッシュマフィン自体は簡単なパンなので手作りパンの入門としてはおすすめですが、セルクル型を買いそろえることができるかをお財布と相談してから決めるようにして下さいね。

あと、いつも思うのですが表面の粒(コーングリッツ)ぽろぽろ落ちるのなんとかなりませんかね(笑)
ボロボロ落ちてテーブルが汚れるので困っちゃいますよねぇ。

ちなみにセルクル型があると、ハンバーガー用のバンズを焼くこともできます。手作りハンバーガーを自宅で作って、子供と一緒に好きな具材をはさんでみるのも楽しいと思いますよ。

 

まとめ:作りたいパンに合わせて道具を揃えていこう

夕日

今回は作りたいパン別に必要な道具を紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。

ここまで読んでくれたあなたに感謝を込めて道具を購入する際に便利な一覧表をPDF化して配布します。

もちろんDL無料です。※2次配布・改変はご遠慮ください。

当資料をスマホに保存するか印刷しておけば、道具を揃える際に役立つと思うので、是非ご利用下さい。

>>ダウンロードはこちら

ライン

パンに関する道具を買う時はTOMIZ(富澤商店)オンラインショップがとても便利です。

パン作り用の道具ってキッチン雑貨のお店でも取り扱っていない場合が多々ありますが、富澤商店は製パン・製菓専門に道具や材料を仕入れているので、欲しい道具をすぐに見つけることが出来ます。

富澤商店の通販サイトの特徴とお得な理由について別記事でまとめています。安く製パン材料を揃えたい人は是非ご活用下さい。

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それでは、楽しいパンLIFEを!

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