フランスの丸い形のパン「ブール」を解説します。
ブールとは?
名称 | ブール(Boule) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・塩 ・水 ※店によってはモルトを入れる場合もある |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・オーブンで直焼き |
ブールは「ボール」という意味の、丸く成形して焼いたフランスのパンです。
バゲットと材料は同じですが、丸い形に仕上げることでクラム(内側)のもっちり感が強調されるようになります。ブールやシャンピニオン、エピなど棒状の形をしていないパンをフランスでは「パン・ファンテジー」というカテゴリーで呼ぶようにしています。
ブールの特徴
・丸い形
・バゲットよりもふんわり仕上がる
・クープをクロスさせて模様を付ける
ブールの雑学
ブールに関するちょっとした雑学をご紹介します。
フランスのパン屋の語源はブール!?
フランスでは、パン屋を「ブーランジェリー」、パン職人を「ブーランジェ」と呼びます。この名前の語源はフランスのパン「ブール」が起源だという説が有力だそうです。
バゲット、バタールなどは、焼き上げる時間を短縮するために棒状にしている経緯がありますので、昔は丸い形で焼くのが一般的だったのかもしれませんね。
ブールのおいしいお店
ブールはバゲット、パリジャンなどのハード系パンと一緒に作られて提供しているパン屋が多いです。
いくつかハード系パンの味に定評がある名店をご紹介していきます。
人気の店舗(詳細は各店舗にお問い合わせ下さい)
ブールに似ているパン
ブールは「パン・ファンテジー」というカテゴリーに属しているパンですが、他にも面白い形をしたフランスパンの仲間たちが存在しますので、ご紹介したいと思います。
パン・ファンテジーの仲間たち
エピ(稲穂の形)
シャンピニオン(キノコの形)
タバチュール(タバコ入れの形)