クッペ

クッペ

フランスのハード系パン「クッペ」を解説します。

クッペとは?

名称クッペ(Coupe)
材料・小麦粉
・パン酵母
・塩
・水
※店によってはモルトを入れる場合もある
発酵種・イースト
焼き方・オーブンで直焼き

クッペは「切られた」という意味のフランスのパンで、1本だけ横にクープが入れるのが特徴です。

成形の方法は途中までブールと同じですが、焼く直前にクープを横に入れることで焼いた時に内側の水分が逃げる道となり、急激な膨張によってエッジが出来上がります。エッジ部分はカリッとした食感ですが、内側のクラムは柔らかくもっちりしています。

クッペの特徴

・ラグビーボールのような形

・1本だけクープを入れる

・エッジを立たせてカリっとさせる

バゲットバタールなどのハードブレッドと材料は同じですが、クッペの方がサイズが小さく成形がしやすいです。初心者がフランスのパンを手作りする場合はクッペから挑戦してみるのが良いでしょう。

 

クッペのおいしいお店

クッペはフランス式のパンを提供するお店で販売されていることが多いです。

いくつか東京都内にあるハードブレッドが得意な名店をご紹介しますので、参考までにご覧下さい。

 

人気の店舗(詳細は各店舗にお問い合わせ下さい)

 

クッペに似ているパン

クッペは横にクープ(切れ込み)を入れることで、焼成時に生地が膨張した時に形が崩れないように工夫されたパンです。

クープを入れる技術はフランスだけでなく、イタリアやドイツなどヨーロッパの製パンでは基本のテクニックとなってます。いくつかクープを入れて作る、見た目も美しい世界のパンをご紹介していきます。

クープが特徴的なパンの仲間たち

チャバッタ(イタリアのパン)

ヴァイツェンミッシュブロート(ドイツのパン)

サンフランシスコ・サワー・ブレッド(アメリカのパン)

ビューリーブロート(スイスのパン)