デンマークで人気の甘いパン「スパンダワー」を解説します。
スパンダワーとは?
名称 | スパンダワー(Spandauer) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・塩 ・砂糖 ・水 ・バター ・マジパンペースト ・カスタードクリーム ・アーモンドスライス ・アイシング(砂糖衣) |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・天板焼き |
スパンダワーは、カスタードをたっぷり乗せて焼いたデンマークのデニッシュ・ペストリー(菓子パン)です。
スパンダワーは、おやつや休日の朝の食卓で食べられることが多いパン。四角く成形したデニッシュ生地に「マジパンペースト」と呼ばれる、砂糖とアーモンドを練ってペースト状にしたものを絞って折りたたんでいきます。甘いカスタードクリームを中央部分にたっぷりと乗せて、仕上げにアーモンドスライスをパラパラと、散らして焼きあげれば完成。
お店によっては、仕上げに砂糖で作ったアイシングを、リング状または格子状にして飾り付けたりもします。カスタードクリームとの相乗効果で甘さが際立つので相性は良いと言えるでしょう。
スパンダワーの特徴
・デニッシュ生地にマジパンペーストを折りたたむ
・カスタードクリームをたっぷり乗せる
・アーモンドスライスが香ばしい
・アイシングで飾り付けをする場合あり
スパンダワーの語源
スパンダワーと呼ばれるようになった理由には2つの説があります。
1.デンマーク語で「封筒」という意味から来ている
スパンダワーを作り時は、デニッシュ生地を4つに折りたたんで層を作り上げる必要があります。そのデニッシュ生地の層の見た目が、封筒を閉じた姿と似ているので、そのまま封筒を指す言葉「スパンダワー」と呼ばれるようになったと言われています。
2.ドイツの街「スパンドゥ」からレシピが伝わったから
スパンダワーはデンマーク発祥ではなく、ドイツのベルリンからもたらされたと伝えられています。そのレシピを考案されたのが、ベルリン西部に位置する「シュパンダウ」という地区だったので、その地名から取られたという説もあります。
スパンダワーのおいしいお店
日本でデンマークのパンを取り扱っているお店は少ないのですが、スパンダワーは別格。大手のパン屋さんから街の名店まで幅広く取り扱っていました。
いくつかスパンダワーを扱っているご紹介していきます。
人気のお店(詳細は各店舗にお問い合わせ下さい)
スパンダワーに似ているパン
スパンダワーは甘いカスタードクリームが決め手のデニッシュ生地のパンです。
世界中にはカスタードやチョコクリームなど甘さを特徴にしたパンが数多く存在しますので、その中からいくつかご紹介していきます。
デンマークのデニッシュ・ペストリーの仲間たち