こんにちは、パンブロガーのふくともです。
独学パン作りを3年ほど続けており、パンシェルジュ検定2級を持っているパン好きです。
パン作りに欠かせない道具といえば「オーブンレンジ」ですよね。
パン焼き向けのオーブンレンジは様々ありますが、今回は前々から欲しくて仕方なかったオーブンレンジ『東芝 石窯ドーム ER-VD3000』を購入しましたので、熱量を込めながらレビューしたいと思います!
いや~、テンション上がりますね。
石窯ドームは、僕が今まで不満だった「焼きムラができる」「たくさん焼けない」「スチーム機能がない」といった点を見事に解消した素敵なオーブンレンジでした。
当記事では、石窯ドームを選んだ理由や機能・パンを焼いた時の様子を詳しくお伝えしていきます。
「パン焼き用オーブンレンジを探してる」「石窯ドームの性能や機能を知りたい」という、あなたの参考になれたら嬉しいです。
石窯ドームを選んだ理由【パン焼き性能に優れてた】
東芝から発売されている石窯ドームは5つのラインナップが発売されています。
石窯ドーム:ラインナップ
- ER-VD7000(最上位モデル)
- ER-VD5000
- ER-VD3000
- ER-VD100
- ER-VD80
性能としては、型番(ER-VD)の後ろの数字が大きいほど高機能ですが、値段は高くなっています。
僕が選んだのは、真ん中くらいの性能の「ER-VD3000」というモデルです。
ER-VD3000の性能
総庫内サイズ | 30L |
オーブンの寸法 | 幅49.8cm/奥行39.9cm/高さ39.6cm |
設定可能温度 | 100~300℃ |
天板の段数 | 2段 |
予熱時間 | 200℃ 5分/250℃ 12分/300℃22分 |
年間消費電気量 | 70.0kWh/年 |
値段(平均価格) | 70,000円 |
『石窯ドーム』は、料理やパン作りに最適な性能を有しており、ABCクッキングスタジオの現場でも利用されるほど高い信頼性で人気を集めているオーブンレンジ。
とはいえ、ネームバリューだけで選んだというわけではなく、以下のポイントをクリアしていたので選びました。
選ぶポイント | なぜ? |
庫内容量がある | たくさんパンを焼きたい |
スチーム機能がある | フランスパン作りに便利 |
焼きムラを防ぐ機能がある | パンの焼き色を均一にしたい |
自宅のキッチンに設置できる | 今のオーブンと入れ替えて置きたい |
この5つのポイントは、僕が3年パン作りを続けてきて「もっとこうしたい」という理想を叶えるためのものです。
ER-VD3000は、庫内容量(内側の広さ)が30リットルと大容量で、スチーム機能も備えています。また、赤外線センサーが付いているので、パンを均一に焼くことができるんです。
そして、最大の最も決め手となったのは、奥行が小さくてコンパクトという点。
今まで使っていた17リットルサイズの中型オーブンをどかして配置したかったのですが、30リットルとなると大きすぎて置けない機種がほとんど。
その点、石窯ドームは奥行き39.9cmと他社製品と比べてコンパクトに設計されており、今までのオーブンレンジ台にそのまま置ける点が高評価でした。
東芝石窯ドームER-VD3000:徹底レビュー【サイズ感やパンを焼いた感想も】
『東芝 石窯ドーム ER-VD3000』を開封して、本体の見た目やサイズ感・機能をみていきましょう。
本体の大きさ(外寸)
ER-VD3000の本体サイズ(外寸)は以下の通りです。
幅 | 49.8cm |
奥行き | 39.9cm |
高さ | 39.6cm |
幅と高さは30リットルクラスとしては標準的ですが、奥行が他社と比べて5cmほどコンパクトに作られています。
石窯ドームER-VD3000のカラーは「グランホワイト」「グランレッド」の2色。
僕は全体が黒くて光沢感のあるデザインが気に入ったので「グランレッド」にしました。
背面はフラットなデザインとなっており、他のオーブンレンジのような排気口(熱を逃がす部分)が見当たりません。
実は石窯ドームの排気口は背面ではなく上面に付いています。
一般的にオーブンレンジを設置する時、排気用に背面を数cm離さないといけなかったのが、排気口が上に付いているということで背面をピッタリ壁につけてしまうことが可能となりました。
要するにデッドスペース(無駄な空間)を減らすことができるわけです。
内容物の確認
付属の角皿(鉄板)や説明書はオーブンレンジ内に入っていました。
主な内容物はこんな感じです。
付属品
- 角皿(鉄板)×2枚
- 焼網
- 取扱説明書・料理集
付属の角皿には『とれちゃうコート』という表面コーティングが施されており、直接パン生地を乗せてもキレイにはがすことができます。
オーブンレンジに合わせた長方形サイズで、たっぷりとパン生地を乗せることができそうです。
以前使っていたオーブンレンジ(17リットルサイズ)の角皿と大きさを比較してみましたが、1.5倍はありますね。
大きいだけで不思議とテンション上がります。
オーブン庫内は広々していて使いやすそう
石窯ドームはその名の通り、ピザ窯のように内部(庫内)の上が少し曲がった形をしています。
東芝では、これを『ラウンド石窯ドーム構造』と名付けており、熱を効率よく循環させて焼きムラを防ぐ効果があります。
庫内の広さは、スイカ1玉がちょうど入るくらいはあります。
角皿(鉄板)は2段まで装着することができますので、背が低いバターロールや丸パンであれば、一度に12個ほど焼けそうですね。
さらにお肉のグリルやノンフライ調理に便利な焼網も付いており、角皿にピッタリはまるように設計されています。
パン作りでは、焼き上がったパンを冷ますクーラーの代わりとしても使えそうです。
料理の効率も上がる!石窯ドームER-VD3000 便利機能【驚くほど賢い】
大きくて使いやすいだけではなく、石窯ドームには多種多様なオーブンレンジ機能が備わっています。
石窯ドームの主な機能
- オーブン調理
- レンジ調理
- スチーム(加熱水蒸気)調理
- ノンフライ調理
- グリル調理
- 発酵モード
- 自動メニュー
各機能は、ボタンをポチポチっと押して選ぶだけです。
直感的に操作できるのがいい感じ。
さらに料理レシピに合わせた自動メニューも備わっており、こちらはダイヤルを回して設定します。
自動メニューは全部で130種類もありますが、正直すべて使いこなせる自信なし(笑)
よく使うメニューだけ覚えておけばいいかな?と思いますが、多機能過ぎるのも考えものですね。
赤外線センサーが賢すぎて驚愕!
今まで使っていたオーブンレンジだと、ご飯を温めるか解凍するか手動で選んで地道に温めるしかありませんでしたが、石窯ドームは「あたためスタート」ボタンを1回押すだけで、センサーが自動で判断してくれる優等生です。
温める時間も赤外線センサーが自動判定してくれるので、温めすぎる心配もありません。すごすぎる。
中央下に液晶画面が付いており、【温度・時間・モード・メニュー番号】といった情報が表示されます。
フォントサイズが大きいので、遠くからでもハッキリ読めていいですね。
フランスパンを作る時に役に立つ『スチーム機能』もバッチリ付いています。
液晶画面の下あたりが取り外しできるようになっており、ここに水を入れて使います。
給水部は丸洗いできますし、パイプ乾燥・お手入れ用のモードも搭載しており、衛生的でした。
手作りパンを焼いてみる!
やはり机上論だけではパン焼き性能は分かりませんよね。
論より証拠ということで、実際にパンを手作りしてみました。
パンのレシピは僕がよく作るものを使用しているので、オーブンレンジ以外は今までと何も変わりません。
なお、石窯ドームにはフランスパン専用の自動メニューがあり、いい感じにスチームを入れてくれるようなので活用しました。
実際に焼いたパンがこちら
おぉ!焼き色が本当にムラなくキレイに仕上がっています。
いつもは一部が焦げたり色が薄かったりするので、格段にフランスパンらしい見た目になりましたね。なお、形が少しいびつなのは僕の成形が未熟だからです(汗)
裏側ものぞいでみましたが、焦げてる様子はゼロです。マジで赤外線センサーすごい・・・。
早速、切って内側も拝見といきましょう。
パンにナイフを入れると「バリバリ!」とフランスパンらしい固い心地が手に伝わります。
内側の気泡が気持ちいいくらいに縦に伸びています。こ、これはかなり理想的な仕上がりなのでは!?
オーブンレンジでこんなに変わるんですね!
石窯ドームで手作りパンを効率的に楽しめる!【買ってよかった】
石窯ドームまとめ
- パン作りにほしい機能が揃っている良機種
- 奥行がコンパクトで設置しやすい
- 赤外線センサーの自動調理機能がすごい
『東芝 石窯ドーム ER-VD3000』は、パン作り用として十分すぎる性能を兼ね揃えた理想的なオーブンレンジでした。
実際にパンを焼いてみると分かりますが、焼きムラが出来ないだけでなく焦げないように石窯ドームが自動調整してくれて最高ですね。
買うまでは少し高いなぁと思ってましたが、実際にパンの仕上がりや使いやすさを考えると納得って感じです。
迷うことなくオススメできます。
予算の都合がつくなら、中途半端な機種で始めるくらいなら思い切って石窯ドームにした方が上達は早いですね。
当記事が、パン焼き用オーブンレンジを探しているあなたの参考になれば幸いです。
それでは、楽しいパンLIFEを!!