こんな方におすすめの記事
- トーストがおいしく焼けるオーブントースターを知りたい
- コスパの良いオーブントースターがあれば教えてほしい
- 機能や値段を比較しつつ理想の一台に出会いたい
手作りしたパンやスーパーで購入したパンを翌日もおいしく食べたい!そんな時にピッタリな家電といえば「オーブントースター」ですよね。
パン用のオーブントースターで有名なのがバルミューダです。
スチーム機能搭載でパンをカンペキな焼き加減でトースト出来てデザインもオシャレという事なしですが、お値段見たら『1台20,000円』以上・・・「さすがに高すぎる!」「予算オーバーで買えないわ…」って人多いんじゃないでしょうか。僕もそうです(笑)
そんなあなたに耳寄りな情報をお届け!実は1万円台のオーブントースターも高性能なものが続々リリースされているんです。背伸びして高いトースターを買わなくても美味しいトーストが楽しめてしまうわけですね。
当記事では、パンシェルジュの僕が厳選した1万円台なのに超高性能ですごい!オーブントースターをご紹介します。
読めばあなたにぴったりのオーブントースターが見つかるはず。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
※2021年3月時点の情報を元にまとめています。
パンをトーストするのに求められる性能とは?
パンは時間と共に水分が蒸発して乾燥する食べもの。作り方にもよりますが、大体3日も経てばパサパサして味や食感が劣化しちゃいます。特に無添加の手作り食パンは日持ちしないので、トーストして食べるのが最良です。
長く楽しみたいなら冷凍してくださいね。
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パンを冷蔵保存してはダメ!【理由と正しい保存法を優しく解説】
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なお、解凍するのが手間かもって思ってる人がいるかもしれませんが、「解凍機能」を備えたオーブントースターなら手軽に焼き直しできますので、全然面倒じゃないですよ。
トースター選びで重要なポイントが知りたいわ~。
パン好きがオーブントースターに求めることは「トーストをおいしく焼けること」ですね。
僕の結論としては、以下の4つを見て選ぶのがよいと考えてます。
トースト選びのポイント
- 焦げない工夫がされているか?
- 水分を逃さない工夫がされてるか?
- 一度に何枚トーストできるか?
- 多機能でお得感があるか?
上記の観点で、1万円台のオーブントースターの中から際立った性能のものをメーカー別にご紹介していきます。
【1万円台限定】トーストが食べたくなる!オーブントースター性能比較
1万円台のオーブントースターをメーカー別に徹底リサーチして商品別をまとめてみました。
メーカー名 | 商品名 | おすすめ度(5段階評価) |
パナソニック | コンパクトオーブン NB-DT52 | ★★★★ |
日立 | VEGEE HMO-F100 | ★★★★★ |
象印 | こんがり倶楽部 EQ-JA22 | ★★★★ |
タイガー | やきたて KAT-A130 | ★★★★ |
デロンギ | ディスティンタ EOI407J | ★★★★ |
コイズミ | スモークトースター KCG-1202 | ★★★★★ |
上記が各メーカー別の1万円台で買えるおすすめのオーブントースターです。
続いて、各機種の紹介と性能表をまとめてみましたのでご覧ください。
パナソニック【コンパクトオーブン NB-DT52】
メーカー / 商品名 | パナソニック / NB-DT52 |
内部の寸法 | 幅26.0cm/奥行25.0cm/高さ10.5cm |
重量 | 3.4kg |
設定可能温度 | 120℃~260℃ |
消費電力 | 1300W |
トースト枚数 | 2枚 |
値段(平均価格) | 14,500円 |
食パンだけじゃなくて、クロワッサンや惣菜パンなどいろんなパンを焼き直したい!!という方には、パナソニックから発売されているコンパクトオーブンNB-DT52が向いています。
特徴的な機能として、パンの種類に応じた焼き分けが可能となっており、ボタンひとつで以下のパンを簡単に焼き直すことができるんです。
- 薄切りトースト(冷凍も可)
- 厚切りトースト(冷凍も可)
- クロワッサン(冷凍も可)
- 惣菜パン
パンの種類によって適正な時間ってわかりづらいので、これは嬉しい機能。うっかり焦げが減りそうです。
残念ながらスチーム機能は付いてないですが、パナソニック独自の遠近赤外線ダブル加熱による効果で外はカリッと中はふっくらとした仕上がりを実現しました。
日立【VEGEE HMO-F100】
メーカー / 商品名 | 日立 / VEGEE HMO-F100 |
内部の寸法 | 幅32.2cm/奥行32.4cm/高さ10.1cm |
重量 | 5.7kg |
設定可能温度 | 40℃~250℃ |
消費電力 | 1300W |
トースト枚数 | 4枚 |
値段(平均価格) | 12,680円 |
日立VEGEEの特徴は、なんといっても40℃~250℃と幅広い温度設定が可能なところです。
40℃はパンの発酵にも活用できますので、僕のようにご自宅で手作りパンをする人には重宝すること間違いなし。
オーブンレンジにも発酵機能はありますが、使用中は予熱ができなくて「すぐにパンが焼けない!」って状況になったりします。そういう時こそVEGEEの発酵機能を使って発酵させつつ、同時にオーブンレンジの予熱をしておくとすごく効率的ですよね。
発酵機能は嬉しいですが、冷凍モードが付いてないのがちょっと残念かも。もちろん焼くことはできますが、少し焼き色が薄くなってしまうようです。
象印【こんがり倶楽部 EQ-JA22】
メーカー / 商品名 | 象印 / こんがり倶楽部 EQ-JA22 |
内部の寸法 | 幅27.0cm/奥行23.5cm/高さ11.0cm |
重量 | 4.7kg |
設定可能温度 | 80℃~250℃ |
消費電力 | 1032W |
トースト枚数 | 2枚 |
値段(平均価格) | 14,180円 |
トーストを焦がさずに好みの焼き加減に調整したいという方には、象印のこんがり倶楽部が良いです。
象印独自の「サクふわトースト」機能によって、焦げるギリギリの温度をトースターが判断して焼き上げてくれます。また、焼き加減も「淡・中・濃」の3段階から選ぶだけで済むので、超お手軽です。
ただし、パナソニックと同様に冷凍パンをトーストする機能はありません。常温のパンを焼くのに特化してるようです。
シンプルでいいわぁ。
タイガー【やきたて KAT-A130】
メーカー / 商品名 | タイガー / やきたて KAT-A130 |
内部の寸法 | 幅32.5cm/奥行26.0cm/高さ10.0cm |
重量 | 5.4kg |
設定可能温度 | 80℃~250℃ |
消費電力 | 1312W |
トースト枚数 | 3枚 |
値段(平均価格) | 15,600円 |
タイガー「やきたて KAT-A130」は、まほうびんにも使われる段熱ガラスを2重にした断熱Wガラス構造が特徴的。
断熱Wガラスを使うと以下のメリットがあります。
断熱Wガラス構造メリット
- 熱を内側に閉じ込められるので、焼きムラが少ない
- 水分を外に逃さない構造になっており、蒸発率8.9%減(当社比)
- 熱効率が向上して焼き上がりが30秒も短縮(当社比)
上記の効果でトーストをおいしく仕上げてくれます。
オートメニューも充実しており、冷凍パンをトーストするモードも備わっている点は高評価。最大3枚同時に焼けるので、3人家族の世帯に向いています。
デロンギ【ディスティンタ EOI407J】
メーカー/商品名 | デロンギ / EOI407J |
内部の寸法 | 幅34.5cm/奥行24.5cm/高さ11.5cm |
重量 | 5.2kg |
設定可能温度 | 保温(60~70℃)・120℃~220℃ |
消費電力 | 1200W |
トースト枚数 | 4枚 |
値段(平均価格) | 16,368円 |
オーブントースターにインテリア性を求めたいという方には、デロンギのオーブントースター「ディスティンタ」がおすすめです。
グッドデザイン賞を取った洗練されたフォルムが特徴で、丸みを帯びた形がナチュラル系のインテリアと相性が良さそうですよね。
このディスティンタというシリーズにはケトルとコーヒーメーカーがありまして、一緒に並べておくとオシャレ感がさらに際立ちます。
M字型のヒーターにより、トーストをムラなく焼き上げることができます。また、奥行きが広くて食パンを同時4枚焼くことが可能。1万円台のオーブントースターだと2枚焼きが多いので、地味にポイント高いです。
残念な点としては、オートモードが備わってないので、焼く食品ごとに手動で設定しないといけないところでしょうか。とはいえ、普段から手動でトーストしてる人はあまり影響ないかもです。
コイズミ【スモークトースター KCG-1202】
メーカー / 商品名 | コイズミ / KCG-1202 |
内部の寸法 | 幅28.0cm/奥行26.8cm/高さ7.4cm |
重量 | 6.6kg |
設定可能温度 | 100℃~250℃ |
消費電力 | 1370W |
トースト枚数 | 4枚 |
値段(平均価格) | 16,280円 |
最後は個人的に気になった商品をご紹介。
コイズミの「スモークトースター」は、パンをトーストできるだけでなく、燻製調理が可能なんです!
燻製って室内だとスモークチップの煙が部屋に充満してしまい匂い残りが大変だったりしますが、このスモークトースターは脱煙・脱臭機能を搭載しているので安心してお家スモークできちゃいます。
チーズ・チキン・サーモンの燻製はパンとの相性抜群!ビールのおつまみにもいいですよね。
すごい!
オートモードがとにかく充実しており、冷凍トースト・スポンジケーキ・燻製など全部で20種類のメニューがあります。すべて覚えるのは大変かもしれませんが、使いこなせれば細かい温度設定が不要となります。
用途別のおすすめ機種はコレ!
詳しく比較してみると、オーブントースターごとに結構個性があるんだなということが分かりました。
1万円台というコスト帯なので、なにかに特化させて差別化しているって感じでしょうか。
人によってニーズが異なるかと思いますので、用途別におすすめの機種を整理してみました。
用途別おすすめ機種
- 自宅でパンを手作りしてる(したい):日立
- 多機能でお得感がある機種がいい:日立、パナソニック、コイズミ
- シンプルで使いやすい機種がいい:象印、デロンギ
- トーストを手軽においしく食べたい:象印、タイガー
- 一度にたくさんトーストを作りたい:日立、デロンギ、コイズミ
- 冷凍パンをキレイにトーストしたい:パナソニック、タイガー、コイズミ
- インテリア性を重視したい:デロンギ
あくまで機種の性能や機能を比較した僕個人の意見ですが、的外れってことはないと自負しています。
なお、個人的には4枚焼ける・温度設定が幅広い・パンの発酵ができると三役揃った「日立 VEGEE HMO-F100」と、燻製も楽しめる「コイズミ スモークトースター KCG-1202」が気になってます。
オーブントースターでパン作りも可能!?【オーブンレンジとの違いは?】
パン作りには「オーブンレンジ」が必要不可欠だと思われるかもですが、日立VEGEEのように発酵機能が備わったオーブントースターがあれば、ご自宅でパンが作れますよ。
- 発酵機能がある
- 天板が2段になってる
- スチーム機能がある
とはいえ、オーブントースターは全体的に庫内(内側の広さ)が小さく、フランスパンや食パンを手作りして焼くには不向き。本格的にパン作りを楽しみたい人には、やはりオーブンレンジが必要です。
手作りパンを焼くのに適したオーブンレンジは以下の記事にまとめてますので、興味があるという方はご覧ください。
-
【2024年版】パンを焼く目線で語る!オーブンレンジ徹底比較&おすすめ紹介
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まとめ:オーブントースターは1万円台で十分高性能だ!
たしかにバルミューダのスチームオーブントースターや、焼き立てパンを再現できる三菱電機のブレッドオーブンで焼いたトーストは格別のおいしさに仕上がることでしょう。
でも、トーストをおいしく食べたいがために2~3万円払うのってちょっともったいない気がしませんか?
正直、専門店のパンレベルじゃないと絶対イヤ!って人以外は、1万円台のオーブントースターでも十分満足できると思うんですよね。
それでは、楽しいパンLIFEを!!
ご紹介したオーブントースター