フランスのパン「バタール」を解説。
バタールとは?
名称 | バタール(Batard) |
材料 | ・小麦粉 ・パン酵母 ・塩 ・水 ※店によってはモルトを入れる場合もある |
発酵種 | ・イースト |
焼き方 | ・オーブンで直焼き |
バタールはフランスを代表するパンで、フランス語で「中間」という意味を持ちます。
名前の由来は、バタールよりも細い「バゲット」と、太いめの「ドゥ・リーブル」の中間のサイズだからです。
材料は小麦粉・パン酵母・塩・水の4種類が基本で、分量自体もバゲットと変わりません。
成形する際に、60~70cmに伸ばして作ったら「バゲット」。35~40cmだと「バタール」と呼ばれます。
バタールの定義(目安値)
・重量:250g
・全長:35~40cm
・クープ数:3~4本
バタールはフランスパンの中で「パン・トラディショネル」というカテゴリーに属しており、フランスのご家庭でも、ひんぱんに食べられている人気のパンです。
バゲットよりも太めに焼いているので、クラム(内面)のもっちり感を味わえ、ハムやソーセージなど具材を挟んで食べるサンドイッチにも適しています。
バタールの雑学
バタールに関する雑学をいくつかご紹介します。
バタールという名前だが、バターは使っていない
名前を聞いて、バターが入っているパンと想像される方が多いのですが、基本的に小麦粉、パン酵母、塩、水しか使っていません。
そもそも、バターは英語発音です。フランス語ではバターのことを「ブゥール(beurre)」と呼びます。
バタールを使ったレシピ
バタールは、食事に合わせて食べるのが一般的な食べ方ですが、日が経って乾燥してきた場合などアレンジして調理したりします。
いくつかレシピを紹介します。
バタール・サンドイッチ
もっちりしたクラムにバタールは、ハムやレタス、トマトを挟んでサンドイッチにして食べるのに最適。
100円均一ショップでお洒落なラッピング用紙を買って包めば、公園でのピクニックやランチ会におすすめの一品が即完成です。
パン・コン・トマテ
トーストしたパンにニンニクを薄く塗り、すりおろしたトマトをたっぷりと塗って食すスペイン(カタルーニャ地方)の料理。
本来はパン・ド・カンパーニュで作る料理であるが、バタールのようにクラムがもっちりした生地だとトマトの旨みをたっぷり吸ってくれるので、味わい深い仕上がりとなります。
バタールのおいしいお店
工事中
バタールに似ているパン
バタールは「パン・トラディショネル」というカテゴリーに属しており、材料の分量や形で呼び方が大きく変わります。
パン・トラディショネルにカテゴリーされる仲間たち