人間が生きるうえで欠かすことが出来ないものが「食事」です。
食事はただとればよいというわけではなく、栄養バランスや衛生面にも気をつける必要がありますが、具体的にどうすれば良いか正しい知識を持っている人は少ないんじゃないでしょうか。
何をどうしたら良いかさっぱりです…。
自分や家族のためにも詳しくなっておきたいところ。
- 家族に作る食事に気を使いたい
- 栄養バランスを考えて献立作りができるようになりたい
- 食に対する正しい知識を身に付けたい
上記のような食に関する広い知識を身に付けるのにおすすめの資格が「食生活アドバイザー」です。略して「食アド」なんて呼ばれたりもしますね。
実は僕も食生活アドバイザー3級と2級を持ってまして、同時取得しちゃいました。
当記事では、実際に食生活アドバイザー3級と2級を同時取得した僕の勉強法や気をつけるべきポイントといった情報を紹介していきます。
当記事の内容
・食生活アドバイザーのメリット(生活の役に立ったこと)
・効率的な勉強法や期間
・問題傾向や注意点を解説
結論から言うと、食生活アドバイザーは覚えることがとにかく多い資格でしたが、食への関心が劇的に高まったので挑戦してよかったと思っています。
もっと食に対して正しい知識を身につけたい、興味があるけど難しそうで受けようか悩んでる…というあなたの参考になる内容です。ぜひ、ご覧ください。
食生活アドバイザーを取得するメリット
”食全般のスペシャリスト”である「食生活アドバイザー」は、食の健康面・栄養面・衛生面・アレルギーや食文化など広い知識を身に付けることができる資格です。
資格を取得すると「就職に有利」とか「仕事に活かせる」ってパターンが多いですが、食生活アドバイザーは仕事で直接役に立つかというと正直微妙かもです。
ちなみに僕はITの仕事をしているので、まったく役に立ちません(笑)
とはいえ、飲食業界で働く人には有益ですし、仕事に関係なくとも食生活の改善や食の知識が身につくので「生活の質向上に繋がる」と断言します。
具体的に僕が感じたメリットをいくつか挙げてみます。
食アドのメリット
- スーパーの食品表示を詳しく読み取れるようになった
- 旬の食材を意識して買うようになった
- 栄養面を考えながら買い物するようになった
例えば、お肉は値段ではなくグラム単価を見る・添加物が多い加工品を避けるなど、買い物する時に役に立つ知識が身につきます。
また、食品表示を読み取れるようになると類似した商品なのに値段に大きな差がある理由が見えてきたりして面白いですよ。
食生活アドバイザーの難易度【3級と2級で何が違う?】
食生活アドバイザーには3級と2級があります。
実はそれぞれ出題範囲が重なる部分が多く、同時合格を狙うことが可能なんです。
ただし、2級は引っ掛け問題が多く、一部記述式になっているのでレベルがぐっと上がるので、試験範囲をしっかりと頭に入れておく必要があります。
僕の場合「知識ゼロだけど絶対合格したい!」という思いから、生涯学習のユーキャンを利用しました。
少し受講費用はかかりましたが、見事一発で2級にも合格できたので、個人的に大満足です。ちなみに学習期間は4ヶ月程度。
僕のような素人でも2級に合格できたので、試す価値はあると思いますよ。
3級と2級の出題範囲の違い【実はそれほど変わらない】
実は以下の大きなテーマは3級も2級も変わりないんです。
出題されるテーマ
- 栄養と健康
- 食文化と食習慣
- 食品学
- 衛生管理
- 食マーケット
- 社会生活
テーマは同じですが、3級は「消費者目線」の問題のみ出題されます。2級になると3級の出題範囲に「食ビジネス目線」の問題が追加されるイメージですね。
実際に3級と2級を同時受験したわけですが、2級合格を目指して勉強していたおかげで「3級問題が余裕すぎる」という状態になれました。
2度に分けて勉強するのも面倒かと思うので、割とおすすめです。
食生活アドバイザーの合格ラインと合格率
公式サイトのQAに回答がありました。
等級 | 合格ライン | 合格率(平均値) |
3級 | 100点満点中、60点以上 | 65% |
2級 | 123点満点中、74点以上 | 40% |
引用元:FLAネットワーク協会
ちなみに僕が取得した資格にパンシェルジュ検定というものがあるのですが、こちらの合格率は【3級:84%・2級:65%】です。
そう考えると食生活アドバイザーの方が少しムズいかもしれませんね。
食生活アドバイザー合格に向けての勉強方法【独学で合格できる?】
僕も知識ゼロから3級と2級を同時受験したわけですが、3級は独学でも2ヶ月くらい勉強すれば十分受かる内容でした。正直、ざっくり暗記しとけば受かります。
ちょっと頑張って「2級も合格したい」と思うなら、半年はみっちり勉強しておく必要がありますね。少しでも合格率を上げたいなら、僕のように生涯学習のユーキャンを利用するのもありです。
2級問題はやっかいな点が2つあります。
2級のココが難しい
- 選択問題が6択になる
- 記述問題が難しい
選択問題に「該当なし」という選択肢がプラスされます。つまりは引っ掛け問題が含まれるので、感で当てるのは絶望的になってきます。また、記述問題は漢字で書かないと不正解になるものがあるので、漢字が苦手という人は書き取りの勉強もした方が良いでしょう。
要約すると、3級は大体の内容を覚えておけば受かりますが、2級はしっかり覚えておかないと無理ってことです。
3級合格だけなら割と簡単【公式テキスト+過去問】
ぶっちゃけ食生活アドバイザー3級だけなら、以下の2つを揃えて勉強しとけば合格できると思います。
・3級の公式テキスト
・過去問題集
出題範囲も広くないので、公式テキストを3回くらい読み返した後、過去問題集で100点取れるように勉強しとけばまず大丈夫でしょう。
なお、過去問題集は書店で取り扱っていないので注意。受験申込後に届く案内用紙に必要事項を記入し、ゆうちょ銀行または郵便局に代金を振込むと送られてきます。
当たり前ですが、本を買っても勉強サボってたら受かりません。3級といえど気合を入れて望むようにしましょう。受験料タダじゃないですからね。
僕の勉強方法【資格取得講座を使いました】
僕は本気で3級と2級を同時に取りたかったので、ユーキャンの食生活アドバイザー(R)講座を利用しました。要するに軽いチートです。
CMで見たことあるかもですが、女優の「仲 里依紗」さんも同じ資格取得講座を利用して見事合格してましたよね。
ユーキャンの資格取得講座は学習用テキスト以外にも色々付いてきます。
教材の内容(一部)
- ガイドブック
- 学習用テキスト
- 実践問題集
- ポイントBOOK
- 本番想定の添削課題(送付すると添削してくれる)
特に暗記用のポイントBOOKが超有益。懐かしの赤いプラスチックシートを使ってひたすら単語チェックできます。単行本サイズなので、通勤電車の隙間時間も有効に使える点もグッドです。
なお、最近だとスマホやタブレットで教材を閲覧できる機能が追加されたようです。僕の時はなかったのでうらやましい…!
ガイドブックに勉強の流れが書いてあるので、ひたすらカリキュラムに沿って勉強しただけです。特殊なことはしていません。
大事なのは「毎日続けること」ですね。時間がない時でも30分はやるようにしてました。
資格取得講座を使っても2級はギリギリだった!
僕の試験結果は以下の通り。3級は余裕でしたが、2級は超ギリギリでした。
等級 | 得点 |
3級 | 82点(60点以上で合格) |
2級 | 76点(74点以上で合格) |
あと2つ間違えてたら不合格でした…それだけ2級は難しいのです。
独学じゃ落ちてましたね…。
それなりに受講料はかかりますが、僕のように知識ゼロでも受かりたい、サボりぐせがある、スケジュールを組んでくれた方が進めやすいって人には有益だと思います。
食生活アドバイザーを取って生活の質を向上させよう
食生活アドバイザーを取得すれば、食に関する見え方や意識がぐるっと変わってきます。
おさらい
・食アドがあると買い物や料理に役立つ
・3級は独学で十分に合格できる
・2級はしっかり覚えないと合格は難しい
・独学が苦手な人は資格取得講座を活用するのも手
僕のように2級と3級を同時受験する人は少ないかもしれませんが、知識ゼロでも合格することは可能なので、興味があるならぜひ挑戦してみてください。勉強そのものが知識になりますからね。
ちょっと自信がないかも…という人は3級だけでも十分に役立つ知識が身につきますよ。
レッツ自己啓発です。
それでは、楽しい食生活を!!
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