ついつい仕事が忙しくて疲れている時に抜いてしまいがちなのが朝食です。
残業続きで仕事が忙しかったりすると、朝はギリギリまで寝ていたい気持ちになりますよね。でも、ゆっくり寝て仕事に備えたいと思って朝食を抜くと、あなたの実力を朝から発揮できなくなりますよ。理由は朝食を食べないと脳が働いてくれないからです。
人間の脳は活動するためにエネルギー源となる『ブドウ糖』を必要としますが、寝起きの状態では『ブドウ糖』が不足しているため記憶力や集中力が著しく低下しています。
例えば、あなたは仕事中に以下のような経験に心当たりはないでしょうか。
仕事中のあるある
- 朝からボーっとしてしまい、気付いたらお昼になっていた。
- 集中力がなくて、昨日残した仕事がまったく進まなかった。
- メールの内容が理解できなくて、返信に1時間もかかってしまった。
日々の仕事が忙しくて疲れが取れないせいだと思っているかもしれませんが、実は朝食を抜いていることが原因の可能性がありますよ。
車はガソリンが空の状態では走れないですよね。それと一緒で、あなたも朝食で『ブドウ糖』を効率よく摂取しないと脳が思い通りに働いてくれません。
車のようにまったく走れなくなることはありませんが、常にローギアで走っているようなものです。あと5分寝ていたい気持ちは分かりますが、その習慣を直さないと残業続きの仕事から抜け出せませんよ。
とはいえ、早起きしてご飯を炊いたり、みそ汁を作るのって料理を普段しない人にとっては苦行に等しいです。
そんな忙しい社会人は、速攻で脳のエネルギーチャージができる『パン』を食べて楽をしましょう。
実を言うと、僕も25歳くらいの頃は朝ご飯を食べるのが面倒で抜いていましたが、面倒くさがらずに朝ご飯を食べる習慣を実践したところ、午前中の仕事に対する集中力に変化が生まれました。
とにかく頭がスッキリした状態で仕事に臨めるようになりましたね。
朝食の準備って面倒だったりしますが、パンをかじるくらいなら5分で終わるので忙しい社会人にもおすすめです。
当記事では、パンを朝食に食べるメリットを詳しく紹介していきます。大体5分で読める内容になっていますので、あなたの生活習慣の改善にお役立て下さい。
朝食を食べると『脳のゴールデンタイム』に突入する
本来、人間の脳は朝に最大限の力を発揮できるように出来ています。
アハ体験で有名な脳科学者の茂木健一郎さんの意見によると、脳は睡眠を取ることで前日の疲れがリセットされる仕組みになっているので、起床後が一番活動的になるそうです。起きた直後は大脳の扁桃体という部分が活発になり、集中力を発揮することができるのが理由です。
この朝起きてからの3時間を『朝のゴールデンタイム』と呼びます。
朝のゴールデンタイムを上手く利用すると、集中力が必要な資料作りや打ち合わせの場でも最大限の力を発揮することが可能になります。このボーナスチャンスを利用しない手は無いですよね。
しかしながら、朝食を抜いてしまうとエネルギー不足に陥り、朝のゴールデンタイムを棒に振ってしまいます。もっとも仕事を進められる時間を無駄にしないためには朝食を取る習慣を付けることが必須というわけですね。
朝ご飯を食べる習慣が無い人に多いのが、『朝は食欲がないから食べない』というケースです。
特に男性に多いのですが、原因として残業で帰りが遅くなってしまい、22時以降に夕食を食べているのが影響している場合があります。
よくダイエットの記事などで、太らないためには寝る3時間前までに夕食を済ませるように書かれていると思います。
食べる時間が遅いと寝てる間に脂肪として蓄積されてしまうのが理由として大きいですが、遅い時間に夕飯を食べると朝までに夕食が消化されなくて朝起きてもお腹が空かない原因に繋がります。
そりゃ、食べてすぐ寝たらエネルギー消費がほぼないので、食べなくてもいいやという気持ちになってしまうのは必然ですよね。
あなたも身に覚えがあるならば、朝ご飯を食べるサイクルを身に付ける前に夕食の時間を改善するようにしましょう。
朝食にパンを食べるメリット
僕がパンのブログを書いているから朝食にパンをおすすめしているように聞こえるかもしれませんが、違いますよ。
パンは朝食に非常に適した食べ物だからです。
わかりやすく5つにまとめてみました。
1.支度が簡単なので時間が無くても大丈夫
2.味を変えやすい
3.生野菜と一緒に食べやすい
4.コーヒーと相性抜群!組み合わせてポテンシャルを最大化
5.後片付けが楽
時短に繋がる手軽さや飽きない工夫がしやすい点が大きいですね。とにかく社会人は忙しいので、朝食は楽してなんぼです。
朝食作りに本気を出し過ぎて仕事前に疲れてしまっては意味がありません。簡単でも良いので食べる習慣を続けることが大事なんですね。
1.支度が簡単なので時間が無くても大丈夫
日本人の朝食の定番として思い浮かぶのが【ご飯、みそ汁、焼き鮭、卵焼き】あたりでしょうか。栄養バランス的には素晴らしいと思いますが、仕事前に毎日作り続けるのってすごく大変ですよね。
夜寝る前に炊飯器のスイッチを入れてから就寝。朝起きたら鍋でお湯を沸かして味噌とおだしを溶かしてみそ汁を作りつつ魚をグリルで焼いて、さらにフライパンで卵焼きを作る・・・毎日作っている主婦の皆さんは本当に偉いなって思います。もっと奥さんをほめてあげて下さいね。
僕は朝に楽したい派なので、これを続ける時間はありません(笑)
そこでパンの出番。パンなら前日に買っておけば、朝すぐに食べられます。
食パンにそのままジャムやバターを塗って食べるだけなら10分で食べ切れるんじゃないでしょうか。トーストしても20分くらいです。
現在は起きて着替えたらすぐ会社に向かうだけという人は、最初だけ頑張って10分早く起きてみましょう。
10分の差なんて微々たるもの。何度も行って慣れれば自然と起きれるものです。
尚、布団での二度寝は一番最悪で、自律神経が乱れて朝やる気が出なくなるので気を付けましょう。
誰でも最初はつらいのですが、朝から仕事をバリバリこなせるようになると思って何日か続けてみて下さいね。
どうしても起きれない人は、爆音の目覚まし時計を手が届かない場所に置いておくのも有効的。手が届かない位置だと、必ず一度起き上がる必要があるので流れで起床しやすいです。僕も今でもベッドから離れた場所に目覚まし時計を置くことで、目覚めやすくなるように工夫しています。
2.味を変えやすい
朝は甘いものが食べたいという人も多いですよね。
パンだったらジャムと抜群に相性が良いので、ジャムトーストなどの甘い朝食メニューも簡単に作ることが出来ます。
逆にもう少し塩気が欲しい人はチーズを乗せてトーストするのも有りですし、バターを塗って食べると良いですね。毎日違った味付けにしやすいのもパンの魅力のひとつです。
3.生野菜と一緒に食べやすい
朝にビタミンを多く摂るのは、頭の働きをよくするのに効果的です。
ビタミンを取るのに最も効率的な食材は、やはり生野菜がベスト。洗って切って食べれば良いです。とはいえ、しっかりしたサラダを作るとなると、レタス・トマト・きゅうりなど様々な野菜を揃える必要があって大変です。
そんな時はレタスを手でちぎってパンに挟んで下さい。味付けはマヨネーズ。ハムも一緒に乗せればサンドイッチの完成です。
一緒に摂ることで食べる時間も短くできるので、忙しいビジネスマンにおすすめです。
4.コーヒーと相性抜群!組み合わせてポテンシャルを最大化
コーヒーはカフェインが多いので敬遠される方も多いですが、飲むことで眠気を吹き飛ばしてくれるので朝の仕事効率が格段にアップします。また、挽きたてのブラックコーヒーは糖尿病を抑える働きがあることが研究結果で明らかになりました。
参考:全日本コーヒー協会
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれており、食後の血統値上昇を抑える効果が期待されています。デメリットばかり取り上げられがちなコーヒーですが、メリットの方が実は多いんですよ。
ただし、砂糖がたっぷり入った甘いコーヒーは逆に血統値を上昇させてしまうので注意する必要があります。できるだけブラックコーヒーを飲むことおすすめしますが、味が苦手という人も多いんですよね。
僕の妻もブラックコーヒーが苦手で飲めないのですが、砂糖の代わりに生クリームやミルクで調整して飲みやすくしています。生クリームやミルクを入れると味がマイルドになるので、ブラックコーヒーが苦手と言う人はうまく活用してみて下さい。とにかく砂糖を入れる習慣は止めましょう。
ちなみにジョージアから発売されているマックスコーヒーって角砂糖6個に相当する糖分が含まれているって知ってましたか?
めちゃんこ甘いわけですね・・・。
5.後片付けが楽
ご飯やみそ汁は、食べ終わったらお茶碗などの食器を洗う必要があります。食器洗いも忙しい社会人が朝食を敬遠する理由のひとつですね。
でも、パンの場合は袋から出して直接かじったら食器がいらないので洗い物ゼロです。
トーストしたとしてもアルミホイルを使えば捨てて終わりですし、後片付けに時間をかける心配も皆無です。ストレスフリーとはまさにこのことではないでしょうか。
冒頭にも言いましたが、楽をすることで朝食は習慣化しやすくなります。朝から仕事効率をあげるために食べて欲しいので積極的に楽しましょうね。
血糖値の上昇を抑える食べ方があります
炭水化物を摂取すると、血糖値が上昇してしまうのは多くの方が、ご存知ではないでしょうか。
健康な人の血糖値は平常時だと大体80~90前後となりますが、パンやご飯を食べた直後は120前後まで跳ね上がります。ただし、パンやご飯の場合は血糖値は比較的緩やかに上昇した後に下降して時間と共に元の値に戻るので、そこまで心配しなくて良いです。
問題は砂糖を多く含んだ食品です。ケーキなどの洋菓子を食べた直後は血糖値が150前後まであがってしまいます。通常時の倍近くあがるって考えると恐ろしいです。さらに、血糖値の上昇下降も急激で身体への負担も大きいそうです。
甘いものを断つ必要はありませんが、ちょっと最近太ってきて体系が気になるぞって場合は気を使った方が良いですね。
そんなお腹が気になりだしたあなたに朗報。血糖値の上昇を抑えるパンの食べ方が実はあるんです。
方法は超簡単。パンにオリーブオイルをかけて(付けて)食べるだけです。オリーブオイルってなんとなく身体に良いイメージがありますが、科学的にも健康に良いものとして立証されているんです。
オリーブオイルの効果は抗酸化作用によって老廃物を外に排出したり、血液をサラサラにしてくれたりと至れり尽くせりです。
実はパンやパスタにオリーブオイルをかけると嬉しい効果がありまして、なんと食後の血糖値の上昇を抑える働きをします。イタリア人はオリーブオイルにパンを付けて食べる文化がありますが、理にかなった食べ方なのです。
オリーブオイルの効果もあってか、2017年にアメリカの大手情報サービス企業Bloom Bergが発表した健康な国ランキングでイタリアは堂々の1位に選ばれています。
僕もサラダやパスタにオリーブオイルをたっぷりかけるようにしていますし、フォカッチャを手作りした時もオリーブオイルを付けて食べるようにしています。味も美味しいから、続けやすくて良いですね!
料理に大量のオリーブオイルを使ってネタにされがちな速水もこみちさんですが、実は健康面での効果が高い調理方法だったわけです。もっとアピールしても良い気がしますね!
1点注意事項を言うと、鮮度が高くないと効果が薄いようなので、オリーブの香りや成分が高いエキストラバージンオリーブオイルを使うようにして下さい。あとは封を切ったら劣化が始まるので、3か月以内に使いきるようにして下さい。
栄養バランスが気になる人は青汁を飲もう
パンだけ食べても頭の回転を良くすることはできますが、ビタミンやタンパク質を補うのが難しく、どうしても栄養バランスは偏ってしまいます。
朝から最大限に力を発揮するためにはブドウ糖以外にも野菜を食べてビタミンCや食物繊維を摂った方が良いですし、豆腐や納豆、卵からタンパク質も摂った方が良いです。
しかしながら、朝から卵を焼いたりサラダを作るのってかなり大変ですよね。僕も一時期は野菜サラダと目玉焼きを作って朝ご飯に食べていたことがありますが、1週間で飽きました・・・これをこなすとなるといつもより1時間は早く起きないといけなくなってしまい、さすがにストレスの方が大きくなってしまったことが原因です。軟弱極まり無いですね・・・。
そういう時は、さっと飲むだけで栄養補給ができる『青汁』を飲んで楽しましょう。
青汁だけだとビタミン以外はあまり摂れないイメージがありますが、現在は様々な種類の青汁が出ておりまして、ビタミン以外にも不足している栄養素を補うのに適しているタイプの商品がたくさんありました。
ご紹介した商品は、味のバランスも調整されていて飲みやすいと好評です。スーパーで売っているような、苦いだけの青汁は飲めない人にもおすすめですよ。
まとめ:朝パン生活で、午前中の仕事効率アップ!定時退社を目指そう
繰り返しになりますが、残業続きで疲れが取れない日こそ!朝10分早く起きてパンを食べることを習慣化して下さい。
朝食を抜くということは、午前中にろくな仕事が進まなくて今日も残業になるパターンに繋がります。悪循環でしか無いですよね。負の連鎖を断ち切るためにも、最初はつらくても朝食を食べて朝の活力に繋げてみてはいかがでしょうか。
それでは、楽しいパンLIFEを!!