当記事では、パン作りに失敗して疲れてしまったあなたに「楽しみながらパンを作り続けるための教訓」をお伝えします。
悩みごと
・思い通りにパンが焼けなくて嫌になった
・焦がしてばかりで美味しくない…向いてないのかな
・見た目もイマイチだし、全然上達できない
上記の悩みに答えていきます。
パンブロガーのふくともです。かれこれ2年ほど独学でパンを焼き続けています。正直、思うようにパンが焼けない日の方が多い僕ですが、パン作りが嫌になったことは一度もないです。そんな僕からパン作りを楽しみ続けるためのちょっとした心構えをご紹介していきますね。
結論として「結果はどうあれ作る過程を楽しめればそれで良い」と考えることが大切。パンを焼く楽しい気持ちを取り戻すために、是非ご覧下さい。
パン作りに挫折しそうな時、思い出して欲しい5つの教訓
パン作りが嫌になってしまう理由は様々かと思います。例えば「パンが思ったように焼けない」「失敗して時間を無駄にしたと感じる」あたりでしょうか。
そんな焦り気味なあなたに、僕から5つの教訓をお届けします。
- 失敗してもいいから食べたいパンを作ろう!
- パンを作ることに夢中になろう
- スローライフを大切にしよう
- せっかくだから材料にこだわってみよう
- 人にパンを振舞って驚かせよう
パン作りを始めたあの頃の気持ちを思い出しながら、ご覧下さい。
失敗してもいいから食べたいパンを作ろう!
パン作りって楽しいんですけど、やはり慣れるまでは思い通りパンが焼けません。
僕が初めてパンを作った時は手順をしっかり理解しないまま作ったため、ひどい仕上がりでした。
・こねても、こねても、ベタベタして発狂しそうになる。
・発酵に失敗して、パン生地がのっぺりする。
・焼いたら固くてパサパサで美味しくない。
失敗の原因は色々ありますが、最初から上手に作ろうなんて考えないで下さい。
失敗しても良いので、まず食べてみたいパンを焼いてみることが大切です。
「このパンを私は作って食べたい!!」って気持ちは強い原動力になりますし、失敗したとしても一生懸命に何がいけなかったのか考えることが出来ます。
失敗しても楽しむことが出来れば良いので、何度も何度も作ってパン作りを覚えていきましょう。そうしているうちに自然と上達していきます。
諦めずに挑戦あるのみです!
パンを作ることに夢中になろう
最近はSNSやテレビ、インターネットなど手軽に色々な情報に触れることが出来ます。
手軽に多くの情報を短時間で知ることが出来て、便利な世の中ですよね。ですが、入手した多くの情報をあなたはどれだけ記憶していられるでしょうか。
あまりに多すぎる情報は脳を疲れさせるだけであって、無自覚な体調の悪化を招く可能性があります。
冗談で言ってるように思われるかもしれませんが、大まじめです。
人の脳を休める方法の一つとして「瞑想」があります。
wikipediaに瞑想とは、以下のような行動を指すと書いてあります。
心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、
心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。
噛み砕いて言うと【雑念を捨てて、一つの物事に集中すること=瞑想に繋がる】ってことですね。
パン作りって作業工程が大事なので、手順通り作らないと失敗します。
自分の頭で手順をしっかり整理していくと、自然とパンを作ることに集中していくので、無駄な考えが頭から消えてスッキリした気持ちになれるんですよ。
僕は平日の仕事で抱えたストレスは週末のパン作りで発散するようにしています。イライラをパンにぶつけるというよりも、美味しいパンを作りたい!という前向きな気持ちがストレスを解消させてくれるんですね。
それにパン生地の触り心地が気持ち良くてこねているとなんだか癒されます。発酵後のパン生地はまるで赤ちゃんのほっぺたのような柔らかさです。
スローライフを大切にしよう
パン作りはとにかく時間が掛かります。これもパン作りが嫌になる理由の1つではないでしょうか。
例として肉野菜炒めを作る工程と食パンを焼く工程を比較してみましょう。
肉野菜炒め
①肉を食べやすい大きさにカットする(約5分)
②肉にしょうゆで下味をつけて片栗粉をまぶす(約5分)
③人参、玉ねぎ、キャベツを食べやすい大きさにカットする(約5分)
④フライパンに油をひいて温まったら、肉と野菜を炒める。(約5分)
⑤しょうゆ・中華だしで味付けして完成(約5分)
⇒合計:25分
食パン(簡単に書きます)
①材料をきっちり計量する(約5分)
②生地をこねる(約15分)
③1次発酵させる(約90分)
④生地のガスを抜く(約5分)
⑤生地を休ませる(約20分)
⑥生地を成形して焼き型にはめる(約15分)
⑦2次発酵させる(約60分)
⑧パンを焼く(約30分)
⇒合計:240分!(つまり4時間!)
おそらく比較結果を見て「時間かかるし面倒だなぁ・・・」と考えてしまうことでしょう。
ちょっと待ってください!きっと大きな勘違いをしています。パンを作るという工程の中には【ただ待ってるだけ】の時間が含まれているんです。
以下の工程は特にあなたがやることはありません。ただ、時間が過ぎるのを待つだけです。
> ③1次発酵させる(約90分)
> ⑤生地を休ませる(約20分)
> ⑥2次発酵させる(約60分)
> ⑦パンを焼く(約30分)
よって、実際に作業を行う時間は[40分]と考えて下さい。
40分という時間だけ見ると、肉野菜炒めとそれほど作業時間は変わらないですよね。
パンは生地を発酵させたり、焼くのに時間が掛かるのは仕方ないのですが、待ってる時間は読書やテレビを観たりと自分のやりたいことが出来ますので、ずっと立ち仕事をするような状況にはなりません。
のんびりとパンが出来上がるまでの時間を楽しむ余裕が心身の癒しに繋がります。
慌ただしい毎日から離れてスローライフをパン作りで体験してみてはいかがでしょうか。
せっかくだから材料にこだわってみよう
『こだわり』って物事を継続するために、とても大切なことだと僕は考えています。
パン作りに慣れないうちはスーパーで売っている小麦粉で練習すれば良いですが、慣れてきたら専門店で売っているパン専用の小麦粉を使ってみると面白さが倍増します。
仕上がりや膨らみ方にも差が出るので、さらにパン作りが楽しくなりますよ。
こだわってパン作りをした方が気持ちも盛り上がりますし、継続する原動力にもなります。
お店レベルとまでは簡単にいかないかもしれませんが、自分なりのこだわりを発揮して美味しい焼きたてパンを自宅で食べられるようになると考えると最高じゃないですか。
是非、あなたなりのこだわりを発揮してみましょう。
パン専用の小麦粉なんてどこで買えば良いのかわからないって人は、富澤商店が運営しているオンラインショップが最もお手軽です。実店舗も全国にあるので、公式サイトで店舗検索をして探してみましょう。
人にパンを振舞って驚かせよう
パン作りに慣れてきたら絶対やってもらいたいのが、【誰かにパンを食べてもらうこと】です。
誰かとは家族や友達、職場の同僚、お世話になっている方…つまり、自分以外の人ですね。
僕もよくやっていることなんですが、例えば綺麗にラッピングしたパンを友人宅に持っていくと「お店のパンかと思った!」とよく驚かれます。こういう反応をもらえるとすごく励みになるんですよ。
あと、小さい子供が美味しそうにパクパク食べてくれると嬉しくて笑顔が止まりません!!
一生懸命作ったパンを食べてくれて喜んでもらえると、もっと…もーっと!パンを作りたくなります。
パンは多種多様なバリエーションがありますので、毎回違うパンを作ってプレゼント出来ますし、もらう側も毎回同じで飽きるってことも少ないってわけです。
それに自分が作ったパンは他人から見ても上手に出来ているのか気になりますよね。だったら、実際に食べてもらうのが一番じゃないですか。
客観的に評価してもらうということは、自分の実力を知るチャンスです。
たとえ良い評価をもらえなくても、決してくじけないで下さい!
プレゼントなんだからまずいと言われても気にせずに、どこが悪かったか考えて次に活かせば良いだけのことです。
「次は美味しいパンもってくるから、首を洗って待っとき!」くらい強気な姿勢でいきましょう
色々なパンを作っていくうちに実力と自信が付いていきますので、とにかく楽しむ姿勢が大事なのです。
まとめ:パン作りは楽しんで続けていけば上手くなる!
独学でのパン作りは正直言って上達スピードは遅いです。教えてくれる人がいないから当たり前ですね。極論を言えば、早く上達したいならパン屋さんでアルバイトすれば良いだけです。とはいえ、パンを焼くことが仕事になってしまうと、義務感が出て素直に楽しめないかもしれません。
どんなに下手だろうが、まずかろうが、時間がかかろうが、最後に「パン作り楽しかった!」って感じることができたならば、全く問題無いですよ。そんな感じで2~3年くらいパンを焼き続けていれば、勝手に上手くなるので安心して下さい(^^)
パン作りって最高です。
それでは、楽しいパンLIFEを!