こんにちは、ふくともです。
今回は僕が実際に行って良かったお城。愛知県犬山市の国宝犬山城をご紹介します。
東京・神奈川方面からの向かい方や効率的に犬山城周辺を楽しむコツなどもまとめています。
こんな方におすすめ
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犬山城に行ってみたいけど、どんな雰囲気か知りたい!
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犬山城の周辺には何があるの?見どころは?
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少しでもお得に回るコツってあるのかな?
- お城好きの両親を喜ばせたいので、事前にリサーチしたい
こんな疑問にお答えします!
実際に僕が観光した生の情報をお届けしますので、あなたも観光している気分になって読んでみて下さいね。
ちなみに犬山に旅行したキッカケは、奥さんのご両親がお城好きで一緒に行こうって話になったからです。二世帯旅行というやつですね。
お城や城下町散策は親世代と一緒に観光するのに特におすすめです。
理由は今も昔も変わらないものなので、親子間での温度差が出にくいからです、義父母とのコミュニケーションを取るのが苦手な人でも会話しやすいのです。
両親と渋谷に買い物に出掛けても、若い世代向けのお店ばかりで楽しめないですよね。お城なら一緒に歴史を感じながら散策できるのでお互いに遠慮することなく観光を楽しむことが出来ますよ。
また、犬山城は東京・大阪からのアクセスも抜群で、交通機関も充実しています。僕は車乗らない派(俗にいうペーパードライバー)なので、電車移動でどこでも行けて最高でした。
フットワークが軽い人なら明日にでも行けちゃいます。
記事を読んで興味がわいてきたら、ピューっと遊びに行ってきてはいかがでしょうか。
国宝:犬山城とは?
犬山城は室町時代の天文6年(1537)に建てられた国宝のお城で、愛知県犬山市にあります。
愛知県と岐阜県の県境にある『木曽川』のほとりに建てられており、天守閣からの景色はまさに絶景の一言です。
実は天守閣以外はすべて建て替えられたものになっています。元の内装を意識して改修されているため、違和感は感じられないので、ご安心下さい。
ちなみに犬山城って、1965年~2004年までの約39年間はずっと成瀬さんという個人の私有物だったのをご存知ですか。
お城を個人で管理するのって壮大過ぎてイメージが湧かないのですが、お城の維持管理費用すごそうですよねぇとかお金の心配ばかりしてしまいますね。尚、現在は犬山城白帝文庫という財団法人が管理しているそうです。
国宝指定のお城は日本に5つしかありません!
現存するお城で国宝認定されているお城の名前、あなたはすべて答えられますか?
正解は以下の5つです。
国宝のお城
- 犬山城(愛知県犬山市)・・・別名:白帝城(はくていじょう)
- 彦根城(滋賀県彦根市)・・・別名:金亀城(こんきじょう)
- 松本城(長野県松本市)・・・別名:烏城(からすじょう)
- 姫路城(兵庫県姫路市)・・・別名:白鷺城(しらさぎじょう)
- 松江城(島根県松江市)・・・別名:千鳥城(ちどりじょう)
総称して「国宝5城」と呼ばれるそうです。
テストに出るかはわかりませんが、覚えておくと友達や会社の同僚にちょっぴり自慢できますよ。尚、僕も調べる前に必死に思い出そうとしたのですが、どうしても松江城だけ出てきませんでした。
ちなみに僕が過去に行ったことあるお城は、松本城だけです。
お城探訪は好きな方なのですが、国宝のお城となると案外行っていなかったりするんですね。もっと全国を見て回らないと人生損している気がしてきました!
東京からは東海道新幹線が楽です
ここからは僕が実際に【東京方面~名古屋~犬山城・城下町】への至る道を辿りながら、おすすめの観光スポットなどをご紹介していきます。
新横浜から7時くらいの電車に乗ったら、8時30分くらいに名古屋駅に着きます。
やっぱり新幹線早い!というより、名古屋近い!
まずはお腹が空いたので、朝食に『きしめん』を食べることにしました。
事前にリサーチして、名古屋駅構内の『住よし』というお店がかなり旨いという情報を得ていたので、早速訪問!
詳細情報
・名称 :きしめん 住よし JR名古屋駅3・4番ホーム店
・場所 :愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1−4
・TEL :052-565-9527
・営業時間:7:00~20:30
まだ、早い時間だったのでサラリーマンで割と混んでいましたが、立ち食い店なのですぐに食べられました。
僕が頼んだのは【かき揚げきしめん(玉子入り)】です。
きしめんって、ほうとうくらい幅広い麺なのかなと思っていて、朝からは重そうだなぁというイメージがありました。住よしのきしめんは、うどんを少し平たくしたような麺で、するするっと食べられたので朝でも全然いけますね。
とにかく、おだしが効いててあっさりだけど味わい深い!優しいお味で朝から食べるには最高ですわ。
僕の勝手なイメージですが、名古屋の人は朝からしっかり食べる印象がありますね。
喫茶店のモーニングが有名ですごいボリュームですよね。胃のコンディション良かったら挑戦してみようかなー。(いつだ)
さて、腹ごしらえも済んだので、初日の目的地『愛知県犬山市にある犬山城』に向かうことにします。
JRから名古屋鉄道(名鉄)に乗り換えましょう
犬山城へはJR名古屋駅から名鉄犬山線に乗り換える必要があります。
※名鉄犬山線【名鉄名古屋駅】⇒【犬山駅】下車です。
いきなり切符を買って向かっても良いのですが・・・実は犬山観光におすすめの切符があります。
その名も「犬山城下町きっぷ」
名鉄駅の窓口に行けば当日でも買えますので、お得に犬山観光をしたいなら絶対買うことをおすすめします!
「犬山城下町きっぷ」は犬山までの電車往復券+犬山城入場券+城下町で使えるクーポンがセットになっています。
どのくらいお得かというと、
普通に向かう場合
・名鉄名古屋駅⇒犬山駅までの往復切符 :550円×2 = 1,100円
・犬山城入場料:550円
⇒合計:1,650円
犬山城下町きっぷ
・犬山城下町きっぷ:1,340円
⇒合計:1,340円
つまり、310円もお得に観光できるって寸法です。
尚、公式ホームページには410円お得と書いてありますが、これは隣の犬山遊園駅まで行った場合に+50円(往復100円)かかるからです。
僕的には城下町を散策しつつ、犬山城に向かってほしいですね。
城下町を通ってお城に向かうと気持ちが高まってくるので、ゆっくり散策しながらの観光をおすすめです。
犬山城下町きっぷの詳しい情報は名古屋鉄道のホームページからどうぞ。
犬山駅から犬山城下町を目指します
名鉄犬山駅に着きました。駅前は開けていて、静かな感じですね。
目指す犬山城までは駅から20分くらい歩きます。(城下町までは10分)
時間だけ見ると、ちょっと遠いと感じるかもしれませんが、城下町を散策していたらすぐ着くのでつらい道のりではないです。
駅を背中に、道なりにまっすぐ進んでいきましょう!特に目立った目印は無いのですが、ふたつめの信号が見えたら右側が城下町です。
簡単に地図を作ったので、参考にしてみて下さい。
犬山城下町は飲食店と雑貨屋さんが豊富で賑わってました!
僕らは平日に伺ったということもあってか、思っていたより城下町は空いていました。土日は結構混むそうなので、城下町散策も楽しみたいなら時間に余裕をもって向かった方が良いです。
まずは気になるお店を何軒か訪問して楽しみましょう!
僕と奥さんのお気に入りは、革製品のお店『犬山革工房 vinculum leather(ヴィンキュラム レザー)』さんです。
こちらのお店では、革製品のオリジナルアクセサリーやバッグを店内の工房で作っており、併設しているショップスペースで購入することが出来ます。
店構えが、めちゃくちゃオシャレ!!
ちなみに、入口の上部にガーランド(旗みたいなやつ)が見えますが、こちらもすべて革で出来ているんですよ。
手作りということもあって、既製品には無い革独特の風合いたまらんですな。
僕はふくとものTのロゴが入った革製のキーチェーン、奥さんは革を使ったイヤリングを買いました。
オンラインショップも開いているので、興味ある方は覗いてみて下さい。
『犬山革工房 vinculum leather(ヴィンキュラム レザー)』
城下町での食べ歩きに名鉄クーポンをフル活用しよう!
犬山城下町で食べ歩きした「山田五平餅店の五平餅」です。
ゴマとクルミ、ピーナッツが香ばしくて美味でした。目の前で焼いてくれるので、アツアツですよー。
ちなみに、こちらの五平餅は犬山城下町きっぷのクーポンを持っていると『100円 ⇒ 70円』で食べられます!
クーポンは食事以外にお土産買う時などにも利用出来ますので、絶対活用した方が良いですね。全てのお店で利用できるわけではないので、詳しくは名鉄のホームページをご確認下さい。
城下町を満喫したら、犬山城に向かいましょう
城下町をまっすぐ進むと着くので、迷う要素が無いでしょう。(だから、城下町なんじゃろうが!)
お城の門に着いたら、チケット売り場で城下町きっぷに入っている引換券を渡して下さい。
犬山城の入場券がもらえます。
入場登閣券(にゅうじょうとうかくけん・・・?)
難しいとです。
門をくぐったら、目の前に犬山城がドーンと登場です!
思ったより小さいですね・・・?
しかしながら、山の頂上に作られたお城なので見晴らしは良さそうです。
天守閣まで行けるみたいなので、期待して登ることにします。
写真では伝わらないと思いますが、犬山城のすぐ後ろには木曽川が流れています。
そして、木曽川を挟んだ向こう側は岐阜県なのです。
つまり、愛知県と岐阜県の県境にある城なんですね。
天守閣からは外に出て、ぐるっと一周回ることができます。やったー!
天気が良かったので、木曽川越しに岐阜県の結構先の方まで見えますね。
予想通りの絶景でした!
記念撮影は清掃員のおじ様にお願いするのが吉!
なぜかというと、おじ様は毎日犬山城で働いてらっしゃるので良いアングルをわかっているのです。
綺麗に撮れるように細かく指示出してくれますし、他のお客さんが雰囲気察して避けてくれる・・・ありがたや。
記念の家族写真はこちら。
妻とご両親の頭をバターロールにしたのですが、とてもシュールですね。(パンのブログを書いてるので、こんな素材しか手元に・・・。
ちなみに写真左側に映っているのは桜の木。春には満開の桜と一緒に撮れそうですが、お城が隠れてしまうかな?
もっと犬山の歴史を知りたい人向けの施設もご紹介!
犬山城を見ると、犬山の歴史をもっと知りたくなってきます。
そんなあなたにおすすめの観光施設も合わせてご案内していきます。
僕もすべて回りましたが、犬山の文化をさらに知ることが出来て非常に良かったです。
日本庭園 有薬園(うらくえん)
犬山城の東にある有楽苑には、国宝茶室如庵、重要文化財旧正伝院書院、古図により復元された元庵、新しく建てられた弘庵などがあり、静かなたたずまいをみせています。
如庵は、茶の湯の創世期に尾張の国が生んだ大茶匠・織田有楽斎が建てた茶室で、昭和11年に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構です。
京都山崎妙喜庵内の待庵、大徳寺龍光院内の密庵とともに、現存する国宝茶席3名席の1つです。
そう、有楽苑は国宝なんです!
場所は犬山城から脇道を進んで行くと着くのですが、実は名鉄犬山ホテルという宿泊施設の敷地内にあるんですね。看板通りに進めばいいのですが、思いっきりホテルの敷地内なので道が合っているか途中不安になります。でも、大丈夫です。
主に日本庭園と国宝の茶室を見る感じです。
静かにお庭を散策したい人におすすめの施設ですね。
入苑料が大人1,000円と少しお高めなのですが、犬山城下町きっぷに付いているクーポンで300円引きになりますよ。
詳細情報
・名称 :日本庭園 有楽苑
・場所 :愛知県犬山市御門先1番地
・TEL :0568-61-4608
・営業時間:9:00~17:00 ※時期によって変動
・料金 :1,000円(小人600円)※犬山城下町きっぷクーポンで300円引き!
・詳細 :有楽苑(犬山観光情報)
からくり展示館(人形職人が在住してます!)
続いて犬山城下町にある『からくり展示館』のご紹介です。
犬山市では、毎年4月第1土曜・日曜に『犬山祭り』という一大イベントが催されるのを知っていますか?
山車(やま)と呼ばれる車輪が付いた大型のおみこしが、犬山城下町を走る様は圧巻です。
また、全てのおみこしには、からくり人形が取り付けられていて毎年様々な演目を披露してくれるそうですよ。
詳しく知りたい方は観光協会のサイトをご覧下さい。
からくり展示館では、実際におみこしに使われていたからくり人形の展示や、人形職人の作業風景を見たりすることが出来ます。
僕達が伺った時には、ちょうど作業をされていました。
渋くてダンディなおじ様です。
人形の頭部分をノミのような道具で削っていました・・・手先器用でうらやましいな。
ちなみに入館料は驚きの100円です。
詳細情報
・名称 :からくり展示館
・場所 :愛知県犬山市犬山北古券8
・TEL :0568-62-4802
・営業時間:9:00-17:00(入館は16:30まで)
・料金 :100円(中学生以下は無料)
・公式 :からくり展示館ホームページ
城と町ミュージアム『犬山市文化史料館』
犬山には江戸時代とほぼ同じ町割りで城と城下町が残っています。その貴重な城と城下町に関する情報の発信基地として、武家文化、町人文化が花ひらいた江戸時代を中心に犬山の歴史や文化を紹介しています。
なんと、からくり展示館と犬山市文化史料館の入館券はセットになっています。
100円でからくり展示館と犬山市文化史料館の両方を楽しめるというわけですね。安すぎぃ。
見どころは、江戸時代の犬山城と城下町を再現した大型ジオラマと、近隣で出土した犬山城に縁(ゆかり)のある品の展示などです。
残念ながら、館内は写真撮影禁止でしたので、詳しくは公式サイトををご覧下さい。
詳細情報
・名称 :城と町ミュージアム『犬山市文化史料館』
・場所 :愛知県犬山市御門先1番地
・TEL :0568-62-4802
・営業時間: 9:00~17:00 ※時期によって変動
・料金 :100円(中学生以下は無料)※からくり展示館とセット
・公式 :犬山市文化史料館ホームページ
まとめ:犬山城だけじゃもったいない!そう感じた一日でした
正直、犬山城だけ見れれば満足かなーと考えていたのですが、想像以上に満喫できました。
城下町は街並み自体どこか懐かしい雰囲気なのですが、若者向けにSNS映えを狙ったお店など時代にあった変化が起きています。
昨今では、流行りに付いていけずに廃れていく城下町も少なくないですが、犬山は時代に付いていこうとする意志が強いのでこれから先も大丈夫でしょう。
ちょっとでも犬山観光に興味をもたれたのなら、ぜひ遊びに来てみてはいかがでしょうか。
東京からなら新幹線で日帰りも可能なので、移動疲れも少ないのでおすすめです。
同じ愛知県の名古屋市犬山動物園の記事も書いています。
合わせて観光してみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら